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2023年のれおんまとめ

 毎年恒例れおんまとめの季節がやってまいりました。
 2023年は私にとって成長の1年でした。自分の想いや感情を伝えるだけでなく、応援してくださる沢山の方々の代弁者としても活動しました。そんな2023年をれおんまとめで振り返っていきましょう!!

- 高校生新聞 -

掲載元:高校生新聞(誌面版/オンライン版)
掲載先:yahoo!ニュース/学校保健ニュース(日本学校保健会)

- Yahoo!個人 -

掲載元:yahoo!ニュース(室橋祐貴)

- ハフポスト日本版 -

掲載元:ハフポスト日本版
掲載先:Yahoo!ニュース/Livedoorニュース

- 毎日新聞 -

掲載元:毎日新聞(東京誌面版/オンライン版)
掲載先:Yahoo!ニュース/Livedoorニュース

- 教育新聞 -

掲載元:教育新聞(オンライン版)
掲載先:Yahoo!ニュース

- まいどなニュース -

掲載元:まいどなニュース
掲載先:Yahoo!ニュース/Livedoorニュース

- 小学館 “Steenz” -

掲載元:小学館ウェブメディア「Steenz」

- YouTube -

チャンネル名:石原伸晃(のぶてる)
内    容:心肺蘇生の手順/石原伸晃に物申す

チャンネル名:明星学苑【公式】
内    容:創立100周年記念映像第2弾 “未来宣誓”

〔取り組み①〕日本応急手当普及員協議会

 2022年8月31日に設立した「日本応急手当普及員協議会」は、2023年8月31日に設立1周年を迎えました。会員は50名を超え、企業・NPO・団体様のご支援を沢山いただいた1年でした。ここでは、本協議会が実施してきた取り組みについてまとめています。

応急手当普及推進議員連盟の立ち上げ会議(2023.2)

立ち上げメンバー(左:田中さん 中央:菊池さん 右:私)

  日本応急手当普及員協議会は、応急手当普及員制度の見直しをメインテーマとして昨年8月に私を含む高校生3名によって設立されました。応急手当の普及は誰しもが大切なことである認識があるにも関わらず、それを教わる時間がなかったり、教える人がいないなどの課題がありました。
 私たちはこうした課題に真っ向から立ち向かうため、嘘偽りなく議論し、縦割り行政を解消し、応急手当普及啓発に取り組む団体や企業さらには政府を繋ぐ「救命の架け橋」として、国会議員で構成する【国会超党派応急手当普及推進議員連盟】の発足を提言しました。
 これまで、応急手当の方法や応急手当の教育に関して国会内でも度々質問されておりましたが「学校や市民に対しても消防庁を通じて啓発活動を積極的に行うよう通達している」の一点張りで、普及活動の現状は明らかにされていませんでした。
 私は、こうした課題に早いうちから関心を持ったからこそ、1人の応急手当普及員として、普及啓発活動の基盤づくりに尽力していきたいと考え、協議会を通じた応急手当普及啓発活動に取り組んでいます。

地域創生まつりin府中(2023.3)

AEDの使い方を説明(無断転載厳禁)

 私が通う明星高等学校が主催する「地域創生まつり」を東京都府中市で開催することになり、本協議会の立ち上げ以来初となる心肺蘇生体験ブースを出展する機会をいただきました。出展については、北海道に拠点を置く株式会社坂野電機工業所に全面協力いただき、未就学児から大人の方に至るまで延べ130名に心肺蘇生を体験していただきました。

胸骨圧迫を指導する様子(無断転載厳禁)

 普段経験することのできない胸骨圧迫に年齢問わず興味津々でした。特にAEDは初めて触る人がほとんどで、体験をしながら「目には留まるけど、触ったことがなかったから、良い機会ですね」と笑顔でお話しされるご家族の方もおられました。小さな小さな積み重ねが命を救うことに繋がることを信じて活動を続けていきたいと感じました。

高校生による中高生のための普通救命講習(2023.3)

中高生を対象とした普通救命講習を開催(無断転載厳禁)

 東京都町田市のご協力のもと、中高生を対象とした普通救命講習を町田市子どもセンターまあち(東京都町田市中町)にて開催。当時高校2年生である私が講師として中高生に応急手当の重要性を伝えました。後日、受講者に対して救命技能認定証(東京消防庁)が手渡され、全員が嬉しそうな表情を浮かべていました。講習内容は後日、町田市議会でも取り上げられました。

町田市議会議事録より引用(無断転載厳禁)

こども家庭庁へ若者団体に関する要望書を手交(2023.5)

自見はなこ内閣府大臣政務官(当時)に要望書を手交する様子(無断転載厳禁)

 学生団体をはじめとした中高生や大学生が主会員としてつくる若者団体の運営が資金不足や支援不足により消滅しつつある現状から、政府に対して経済的支援の要請を行いました。要望書を手交した自見はなこ内閣府大臣政務官(当時)は真正面から親身に寄り添ってくださり、我々医療関連団体としての見解もしっかりとお伝えしてまいりました。

こども家庭庁にて(無断転載厳禁)

 2023年4月1日に発足したばかりのこども家庭庁を視察し、こどもまんなか社会の実現についてもこども家庭庁担当者からお話しを伺いました。中高生が多い特徴を持つ私たちの団体では、こどもまんなか社会の実現に向けた後押しに貢献できると考え、協議会独自のこどもまんなか意見表明ガイドラインの策定にも取り組んでいます。

総務省消防庁救急企画室との意見交換(2023.6)

消防庁看板(無断転載厳禁)

 応急手当普及員制度の見直しに向けて、総務省消防庁の見解を伺うため、総務省消防庁救急企画室との意見交換を行いました。当日は一般社団法人Nurse-Men代表理事の秋吉さんと協議会に所属する中高生とともに2時間にわたる熱い議論が行われました。

霞が関駅にて(無断転載不可)

 沢山の中高生がこうした活動に興味を持ってくださり「ぜひ政府の方とお話ししてみたい!」と協議会活動に積極的に参加してくれています。興味関心を持ってくれることはもちろんのこと、制度の見直しに向けて活動にご協力いただいていることに感謝しています。

東京国際消防防災展2023へ取材/視察(2023.6)

新型放水車の前で(無断転載厳禁) 

 取材と視察を兼ねて5年に1度だけ東京で開催される「東京国際消防防災展2023」にメンバーとともに行ってきました。消防行政を知ることができたことはもちろんのこと、AED販売企業各社とのコンタクトをとることができました。ここでの繋がりはいまの活動にも繋がっています。

設立1周年記念イベント開催(2023.8)

設立1周年記念イベント広報アイキャッチ画像(無断転載厳禁)

 2023年8月31日に日本応急手当普及員協議会設立1周年を迎え、1周年を記念してフリートークイベントをオンラインで開催しました。当日は日本国内外から24名もの参加者にご参加・ご視聴いただき、今回のテーマに挙げた『心肺蘇生教育を考える』について熱いディスカッションを行いました。ご参加いただいた皆様!ありがとうございました!

防災アウトドアフェス「まちきゃん」に出展(2023.9)

本物のAEDに触れることができる(無断連載厳禁)

 9月に開催された町田青年会議所主催防災アウトドアフェス「まちきゃん」に心肺蘇生体験ブースを出展しました。2日間累計650名に心肺蘇生を体験していただき、本物のAEDにも触れていただきました。AEDデモ機に触れるよりも本物のAEDに触れたほうがもしものときに迷うことなくAEDを取りに行けるのではないかという発想から生まれたこの企画は、とても高評価をいただき、教育関係者や応急手当普及啓発団体の方などにも心肺蘇生とAEDを体験していただきました。

文部科学省教育政策局との意見交換(2023.11)

文部科学省にて(無断転載厳禁)

 7月に日本応急手当普及員協議会内に立ち上げた応急手当教育委員会(旧:幼児初等心肺蘇生教育研究委員会)として文部科学省に出向き、学校安全調査官をはじめとする文部科学省関係者の皆様と学校教育における心肺蘇生教育について意見交換を行いました。

意見交換をする様子(無断転載厳禁)

 文部科学省としても早急に取り組まなければならない課題という認識はお持ちのようで手探り状態であるとのことでした。私たちは事前に教育カリキュラムを策定して文部科学省に提出しました。今後の進展が楽しみです。

石原伸晃ちゃんねるにYouTube出演(2023.11)

中央が石原伸晃自民党東京都連最高顧問(無断転載厳禁)

 石原伸晃自民党東京都連最高顧問にお誘いいただき、石原伸晃(のぶてる)chに出演し、AEDの使い方や『石原伸晃に物申す』と題して、応急手当普及員制度の現状についてディスカッションを行いました。動画は上記リンクよりご覧いただけます。

日本AED財団「AED推進フォーラム2023」に登壇(2023.12)

心肺蘇生教育について話す様子(無断転載厳禁)

 12月に一橋講堂にて開催された日本AED財団主催「AED推進フォーラム」第3部パネルディスカッションにパネリストとして登壇し、心肺蘇生教育の重要性やDXを活用した教育プランについて、ジャーナリスト・医師・看護師・養護教諭とともに話しました。高円宮妃殿下も会場で拝聴いただき、我々の活動に共感していただけました。

杉並区議会へAED設置費用補助に関する要望書を手交(2023.12)

右が倉本みか杉並区議会議員(無断転載厳禁)

 12月中旬、倉本みか杉並区議会議員のもとに伺い、AED設置費用補助に関する要望書を手交しました。本協議会が行ったAED設置費用補助の現状に関する調査や各種論文などを手渡し、安心安全なまち「杉並」を目指し政策実現に役立ていくとのお言葉をいただきました。

ボランティア・スピリット・アワードで文部科学大臣賞を受賞(2023.12)

文部科学大臣賞を受賞したときの様子(無断転載厳禁)

 12月17日、東京都新宿区新宿住友ホールにて開催された「第27回ボランティア・スピリット・アワード全国表彰式」に本協議会大野副代表理事とともに出席しました。この全国表彰式には応募があった464団体のうちベスト30団体のみが招待されるもので、日本応急手当普及員協議会もその中に入っておりました。
 表彰式がはじまり、各賞(全国賞8団体/社員賞1団体/米国ボランティア親善大使2団体/文部科学大臣賞2団体)の名前の中に本協議会は文部科学大臣賞高校生部門にあり、見事「最高賞」を受賞することができました。

賞状と記念トロフィーなど(無断転載厳禁)

 これまで、本当に沢山の方々にご支援いただき協議会活動に取り組むことができたことに感謝しております。また、受賞をした際に檀上で応急手当の重要性についてお話しする機会をもらい、5分間にわたって熱弁しました。私たちの活動をもっと沢山の方々に知っていただきたい想いや「あなたのそばに救える命がある」という本協議会のキャッチコピーのもと、命について考える機会にしてほしいとの想いからそれを皆さまに届けることができました。本当にありがとうございました。いつもボランティアありがとう。

日本AED財団「RED SEATER」(2023.12)

REDSEATERのメンバーと(無断転載厳禁)

 日本AED財団は、スポーツ観戦などで急病人が発生した際に素早い初動と迅速なAED搬送を実現するため「REDSEAT」を普及する活動に取り組んでいます。私もそのプロジェクトに参画し、REDSEATERとしてイベントでの活動に携わっています。如何に迅速にAEDを届け、電気ショックを行うことができるのかによって「心臓突然死」を防止することも可能です。ぜひこの活動にご協力をお願いします。

応急手当普及推進議員連盟の立ち上げ会議(2023.12)

衆議院第一議員会館前にて(無断転載厳禁)

 2月の応急手当普及推進議員連盟立ち上げ会議に引き続き、12月にも第2回の会議を実施しました。現状の課題を洗いざらいしたうえで、アプローチ方法を検討しており、その1つとして議員連盟の立ち上げを検討しています。本協議会は2024年度もこうした取り組み全力で取り組んでまいりますのでご支援・ご協力のほどよろしくお願い致します。

〔取り組み②〕麻布大学出る杭プロジェクト

府中市環境対策課意見交換(2023.1)

意見交換の様子(無断転載厳禁)

 明星高等学校と麻布大学は2021年に高大連携協定を結び、その一環として「麻布大学出る杭プロジェクト」に参画しました。私はその中で【鳥害問題】に着目し、高校がある府中市内での鳥害問題解決に向けての現状把握を目的として府中市環境対策課との意見交換を実施しました。

麻布大学出る杭プロジェクト最終発表(2023.3)

最終発表で提言をする様子(無断転載厳禁)

 本プロジェクトの最終発表が3月末に麻布大学にて行われ、提言チームのリーダーとして登壇しました。鳥害の原因究明を行い、その解決策について府中市に向けて提言を行いました。

修了証を受け取る様子(無断転載厳禁)

 最終発表終了後、麻布大学学長より修了証を受け取りました。本プロジェクトに参画することで他大学でも活用することが可能な単位を取得することができ、今回の提言を通して1単位を認定いただきました。他の領域や研究分野でも生かせる内容だったので、今後も学んだことを最大限に生かしていきたいと思っています。

〔取り組み③〕包括的性教育

鈴木貴子衆議院議員との意見交換(2023.4)

鈴木貴子衆議院議員と(無断転載厳禁)

 4月初旬、包括的性教育についての議論を進めるため、鈴木貴子衆議院議員との意見交換に出席しました。性教育における歯止め規定や性犯罪についての答申など、数多くの課題を抱えている今だからこそ、高校生の立場から何か協力できないかと思い、性教育の在り方について議論しました。

意見交換の様子(無断転載厳禁)

〔取り組み④〕教員の労働環境改善

都庁記者会見(2023.6)

都庁での記者会見の様子(無断転載厳禁)

 6月初旬、日本若者協議会教育政策委員として都庁で行われた記者会見に臨みました。学校教員の労働環境を改善する旨を伝えるために実施されたもので、集めた署名2万筆のご紹介や学校での現状について高校生が1人1人お伝えしました。私もその1人として学校教員の働き方についての見解を述べ、その内容は多くのメディア記事となりました。

東京都教育政策局へ要望書の手交(2023.8)

東京都教育庁教育政策課長への要望書手交の様子(無断転載厳禁)

 記者会見と同様、教員の労働環境を改善してほしい旨を東京都教育庁教育政策課長にお伝えし、要望書を手交しました。学校教員が減少している今だからこそできる政策に取り組んでほしいとお伝えしました。

〔取り組み⑤〕子どもの貧困問題

子どもの貧困対策法成立10周年記念院内集会に登壇(2023.6)

政府関係者に対して想いをぶつける様子(無断転載厳禁)

 6月中旬、参議院議員会館大講堂にて行われた「子どもの貧困対策法成立10周年記念院内集会」にお招きいただき、高校生の1人として私自身の経験から学んだことや想いについてを永岡文部科学大臣(当時)や渡辺こども家庭庁長官をはじめとした政府関係者や30名を超える国会議員の方々にお伝えしました。貧困から抜け出すことのできない家庭に私ははなにかできることがないかを常に考え行動しています。私の想いがしっかりと政府に届いていることを期待しています。

〔取り組み⑥〕若者政策推進議員連盟

第22回 若者政策推進議員連盟 総会(2023.6)

若者政策推進議連での様子/白色マスクが本人(無断転載厳禁)

 国会超党派若者政策推進議員連盟委員として、6月に衆議院第一議員会館にて行われた第22回総会に出席しました。今回のテーマは「校則」。校則問題に取り組む学校が増えたなかで校則の決め方やあり方について、こども家庭庁や文部科学省の関係者を交えて議論しました。ここで議論した内容は12月21日に閣議決定された「こども大綱」に盛り込まれました。

2023年を終えて(あとがき)

 私にとって2023年は激動の1年でした。名刺も5月に200枚発注したはずがいつの間にか全てなくなるほど沢山の方にお会いし沢山お話ししました。今思えば、私の活動は一貫性がないようにもみえます。ただその中で心がけていたのは「自分の意見だけでなく、周りの方々の意見も伝える代弁者になること」でした。その成果はしっかり果たされたと実感しています。

 日本応急手当普及員協議会での活動をはじめ、これまでなかったことが実現する数のほうが圧倒的に多い1年になりました。そしてその成果は国の政策にも反映されるようになりました。ここまで成長することができたのは、沢山の方々によるお支えがあってのことだと思っております。

 私は2024年がスタート地点だと感じております。今もなお激動の1年が続いていますが、2024年はさらに激動の1年にしたいと思っております。今後ともさらなるご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 2023年はお疲れさまでした。よい年をお迎えください。

2023年12月30日 せりざわれおん

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