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【副業】サラリーマンがクラウドファンディングやってみた

僕は現在、クラウドファンディングサイト「makuake」にて鳥のうんちプロジェクトを行なっています。

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多くの方にご支援、ご協力頂けたこともあり開始から9日ほどで目標金額を達成する事ができました。さらにサポーターを増やせるように現在も努力を続けています。

普段は会社員として会社で仕事をしていますが、鳥のうんちプロジェクトは、そんな本業の合間を縫って隙間時間にスタートさせてプロジェクトです。

僕が初めてクラウドファンディングに出会ったのは、2015年ごろだったと思います。当時は「アイデアを形にしたいけどお金がない!→アイデアをネットに公開して製作費を出資してもらうサービス」と超アバウトに理解して「すげぇ!すぐにやりたい!」と思い立ち、書店でクラウドファンディングの本を買ったのを覚えています。

確かこの本だったと思います。この本によると、

・クラウドファンディングのほとんどは、知人による出資
・直接会って出資をお願いして回ろう!
・会えない人には、メールで連絡
・とにかく営業活動しましょう!


みたいな感じだったと思います。
要は「コネクションが大事!」といった感じでしょうか。それを読んだ僕は「コネクションがない自分にはできないなぁ…」と思い諦めていました。

それから月日が流れ
・「クラウドファンディング発の商品」
・「1000万円の資金調達に成功した商品」など
クラウドファンディングを目にする機会が増えてきてました。CMなどでも「応援購入」という言い方をしているように「商品化への出資」→「発売前の商品を購入する」といったように消費者の意識が変わり、ユーザーの心理的なハードルが下がったと感じています。クラウドファンディングのサイトを覗いてみても、簡単なアイデアのプロジェクトが資金調達に成功していたので、「今だったらばコネクションがなくてもいけるのでは?」「個人でも副業でもできるのでは?」と考え、「悩んでいてもしょうがいないから一回試しにやってみよう」と思いクラウドファンディングに再挑戦することに決めました。

結論を言うと、

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働き方が多様化し、副業が当たり前な時代だからこそ、僕と同じ境遇でクラウドファンディングに挑戦しようとする人が増えるはず!!むしろ増えて欲しい!!新しいアイデアをどんどん形し、お金に変えて欲しい!! 

そんな思いのもと、この成功体験をリアルタイムで記録に残す事にしました。
これからクラウドファンディングに挑戦するすべてのサラリーマンに向けて、今回得た経験と知識を発信します。そして、みなさまのクラウドファンディングの成功率が少しでも上がればうれしく思います。

こういった長文を書くのは、初めてなので読みにくい部分もあるかと思いますが、気がついたら修正していきますので、暖かく見守っていただけると嬉しいです。

では、スタートです。

1.企画立案

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クラウドファンディングの大きな流れとしては、
【企画立案→手作り試作→生産業者探し→試作→クラウドファンディング会社連絡→ページ作成→プロジェクトスタート→リターンお届け→終了】となります。

まずどんな製品、サービスでクラウドファンディングに挑戦するのか決めなければいけません。もともと持っているアイデアを形にするのもよし、クラウドファンディングのために1からアイデア出しをしてもいいと思います。
僕の場合は、もともと持っていたアイデアを形にしたので時間はかかりませんでした。

実施するプロジェクトは、製品、サービスどちらにしても新規性や独自性が重要になります。特に個人でスタートさせる場合、企業がやるようなありふれたものではなく、斬新な切り口の企画であったり、独自のアイデアや技術などに基づいた取り組みなど尖った製品、サービスであることが非常に大事になります。

企画立案のステップは、プロジェクトの成否に大きく影響する重要なステップになりますので、焦らずじっくりアイデアを詰めて行きましょう。

面白いアイデアの出し方にはコツがあります。僕の独自のアイデア出しの方法に関しては、いつか別の記事にまとめたいと考えています。

2.手作り施策

実施するアイデアが決まったら一度手作りでもいいので、試作を作ることをおすすめします。この先にある生産業者探しの際に試作があるのとないのでは、伝わり方が全然違います。作った方が物事早く進みます。

実際に触れられる試作を作ることで、気づかなかった欠点に気づけたり、新たな活用方法を見つけられたり、製品のブラッシュアップに繋がります。
今は100円ショップと言う、副業リーマンの味方がいます。ほとんどの材料は100円ショップでなんとかなります。どうしても見つからないものは、ホームセンターで買いましょう。

■ 鳥のうんちシールの場合
まず、鳥の糞を探しに街に繰り出し、落ちている糞の写真を撮って数パターンの糞イラストを作りました。 

  【試作1 ステッカー】
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シール部分に関しては、まず白いステッカーを100円ショップで調達。作成した糞のイラストに合わせてステッカーカットして試作を作りました。しかし、リアル感が足りない。 

【試作2 グラスデコ】
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次に試したのが「グラスデコ」。ガラスをステンドグラスのようにデコレーションできる絵の具で乾くと貼ってはがせるシールのようになります。こちらを使用して再度試作を作りました。しかし、色が乳白色で少し透明感があり、イマイチ。 

【試作3 マスキングカラー】
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色々探して最後に行き着いたのが、「マスキングカラー」。
こちらの乾くと貼ってはがせるシールのようになる塗料ですが、グラスデコよりもカラーラインナップが多く、不透明の塗料です。こちらを使用したところイメージ通りのサンプルができました。

手作り鳥のうんち作成動画

試作作りの動画が残っていましたので、載せておきます。ちなみに黒い実の部分は、黒色の消しゴムのカスを丸めて作っています。

3.生産業者探し

僕には業者とのコネクションがいっさい無かったため、とにかくネットで検索して問い合わせしまくりました。

「立体 シール」「シリコン シール オリジナル」「リアル ステッカー オーダー」
など考えられるキーワードで検索し、作れそうな業者に見積りを依頼しました。

鳥のうんちシールで実際に連絡を取った業者
・共和工業株式会社
・株式会社アルチザンデザインスタジオ
・オリジナルノベルティ製作 ノベルティNET
・タニダ株式会社
・株式会社 イズム
・ラバーストラップ工房
・オリラバ
・株式会社ムラカミ
など…

ここは正直、根気が必要です。
単価が合わなかったり、イニシャルコストで200万と言われたり、そもそも作れないと断られたり、なかなかうまく行きませんでしたが、3社ほど「作れるかも」と回答いただけたので実際にお会いして打ち合わせすることにしました。

ここで前のステップで作成した試作が役に立ちます。
プロダクトを作る上でメールだけで進めるのは非常に危険です。実際に会って試作を確認して細かいディテールや完成イメージを伝えます。打ち合わせがどうしても難しい場合は、せめてテレビ電話で。
僕は半休を取って打ち合わせしました。3社に話して最もイメージ通りのシールが作れそうな業者に正確な見積と試作依頼をします。

4.試作

上記で見つけた業者に試作依頼しました。試作は必ずするようにしましょう。
鳥のうんちシールも試作をお願いしましたが、寸法を間違って解釈され指定寸法よりも大きくなっていたり、裏面のシールのカットが汚かったり、試作を作らなければ気がつかないことがありました。
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試作を作ったので量産時に変更するように指示することができました。試作費用が別途発生しますが、試作は作った方がいいと
試作を作ることでクラウドファンディング会社に連絡することができます。

5.クラウドファンディング会社選び

現在、クラウドファンディングサイトは無数に存在します。そして各サイトには特徴があり、それぞれ得意分野が存在します。
そもそもクラウドファンディングは大きく3つに分別することができます。

【寄付型】
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リターンが無く、お金を寄付する形で支援するタイプ。地域貢献や被災地支援などのプロジェクトに適している。

【購入型】
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リターンが存在し、支援した対価としてモノやサービスを受け取るタイプ。プロダクト、サービス開発に適している。

【投資型】
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支援者の株を購入し、リターンとして金利や収益の一部を受け取るタイプ。事業や会社の立ち上げに適している。

さらに詳しく分類することもできますが、ここでは割愛したいと思います。僕のプロジェクトはプロダクト開発だったので、今回は、購入型の代表的な国内クラウドファンディングサイトを3つご紹介します。

■ 初心者にオススメクラウドファンディングサイト 

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
https://camp-fire.jp画像27おそらく日本で最も有名なクラウドファンディングサイトです。
・ガジェット系、芸術系、飲食、音楽、アイドル活動など幅広いジャンルのプロジェクトがある。
・購入型のクラウドファンディングが基本
・少ないが寄付型も存在する。
・多種多様なプロジェクトが混在しているのが特徴

Makuake(マクアケ)https://www.makuake.com画像26アメーバで有名なサイバーエージェントが運営するクラウドファンディングサイトです。
・ガジェット系やレザークラフトなどのハンドメイド系が多い。
・クスッと笑える面白いプロジェクトが多い印象。
・『会社でバレずにビールが飲めるケース』とかある。

Readyfor(レディーフォー)https://readyfor.jp画像252011年3月にスタートした国内クラウドファンディングの先駆け的存在のサイトです。
・医療や地域活性化など社会貢献型のプロジェクトが多い印象。
・少しまじめなプロジェクトを検討される方はレディーフォーがおすすめ。

上記で紹介した3つのサイトは、どんなプロジェクトでも投稿することができますが、クラウドファンディングサイトは数えきれないほど存在します。それぞれ得意分野や特徴がありますので、ご自身で調べてみるのもいいかもしれません。

僕がマクアケに決めた理由は、「鳥のうんち」という面白要素があったことに加え、マクアケはキュレーターと呼ばれるプロジェクトの進行をサポートしてくれるスタッフが各プロジェクトに1人ついてくれることが決め手でした。初めてのプロジェクトでも丁寧に教えてくれるので初めてのクラウドファンディングの方にオススメです。

6.続きます。

少し長くなってしまいましたので、一度ここで切りたいと思います。
次は、やっとサイトに掲載申請をしてプロジェクトページの作成になります。
僕が行ったページデザインなど実例を踏まえて説明する予定です。書き終わり次第アップロードいたしますので、ぜひフォローいただけると幸いです。

では、よろしくお願いします。

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