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小説|瑠璃色の瞳

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ーーこれは、二千年を経て再び出会う、死神と聖女、2人の願いの物語ーー
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小説|瑠璃色の瞳(17)最終話

夜が明けぬ内に、屋敷へと戻ってきた芽依達。 未だに目覚めないトキを芽依の部屋に運び、布団…

紫織零桜☆
11か月前

小説|瑠璃色の瞳(16)

「ーーーー……」 芽依の言葉を聞いて、トキの表情が、若干……けれども先程までとは明らかに…

紫織零桜☆
11か月前
1

小説|瑠璃色の瞳(15)

聖宮の上空で、二人の死神が睨み合う。 ぴくり、とリーフィアの眉が反射的に動いた。 「………

紫織零桜☆
11か月前
3

小説|瑠璃色の瞳(14)

その頃裕祇斗は、多方面から向かい来る獣に苦戦を強いられていた。 獣は休む間もなく襲いかか…

1

小説|瑠璃色の瞳(13)

ーーーー刹那、バチッと一瞬光が弾け、再び凄まじい爆発が起こる。 「……っ……!!」 「……

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小説|瑠璃色の瞳(12)

全速力で聖堂まで走ってきた芽依は、息も絶え絶えの状態のまま、その無惨な景色を前に瞠目する…

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小説|瑠璃色の瞳(11)

聖堂から歩いて三十分はかかる芽依の屋敷。 その一室で、三津流と並ぶように横になっていた裕祇斗が、ふと瞼を上げる。 「ーーーー……」 …………耳鳴りがする。 上体を起こし、隣の三津流を横目で見るも、特に異常はなさそうだった。穏やかに眠る少年の掛け布団を直してやり、裕祇斗は部屋から廊下に出る。 「………………」 ……静か過ぎると思った。 夜の影響もあるだろうが、それでも、何の声も聞こえないのは少しおかしい。 ーーーーだが、耳鳴りは依然として続く。 時折近くで。時折金切り声

小説|瑠璃色の瞳(10)

夕日が水平線に差し掛かり、空が次第に暗くなり始める。 枢は散らかった倉庫の片付けを終え、…

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小説|瑠璃色の瞳(9)

ざわざわ、と風で木々が揺れる中、それとは違うざわめきを感じ、テヌートはその気配の方向に視…

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小説|瑠璃色の瞳(8)

太陽が昇りきり、正午の鐘が鳴ると、約束通り裕祇斗がやって来た。交代の門番も含め、供を二人…

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小説|瑠璃色の瞳(7)

東の空が明るくなる。 屋敷の屋根の上で朝を迎えたトキは、無表情下で地平線を眺めていた。 す…

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小説|瑠璃色の瞳(6)

死神。死ぬ前の人間の所に現れるとはよく言うが、ただ魂を回収しに行く訳ではない。死ぬ幾日か…

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小説|瑠璃色の瞳(5)

どくん、と芽依の心臓がやけに大きく鳴り響いた。 この世には八百万の神々が存在し、川や森、…

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小説|瑠璃色の瞳(4)

門の前まで来ると、馴染みの門番が出迎えてくれた。 テヌートはこの家専属の門番だが、もう一人は王城から交代制で見張りに来てくれている。 この門番は父が司祭になったばかりの頃から時折来てくれる顔見知りだ。二人目の父のような存在で、彼も芽依を本当の娘のように接してくれていた。 父とは同い年で随分仲も良かった。名を忠文という。 忠文はテヌートの傷を見て大層驚いていたが、彼が心配はないが今日は休ませてほしいと言うと、快く引き受けてくれた。 お言葉に甘えて、三人が邸宅の中に入っていくと、