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売れないバンドマンにも愛を...(あれ、こんな話やっけ?)
私の家は比較的お金のある家だったと思う
特に教育には惜しみなくお金を払うような家だった
きっと私も将来、どんなに貧しくても、同じように子供の教育には惜しみなくお金を払うのだろう
感謝はしているし、してもしきれないくらい。
本当にたくさんのお金を払わせてきて申し訳ないという気持ちだってある。
これが世の当たり前でないことだって自覚していたし
自分が恵まれていることも自覚していた
でもね。
頼んでないの。
教育は武器になる。
現に今の私も教育という武器を持ってる。
知識という鎧を身にまとい、「こんな鎧を作れとは頼んでない」とその効能に、恩恵を受けながら、鼻につくようなことを言っているのかもしれない。
お金はあった。
武器はあった。
でもそれが本当に幸せだったのか。
私にとってよかったことなのかはわからない。
生まれた時から戦場だったから、鎧を身に付けた。それだけ。
戦場に連れていったのは私ではなく親だった。
のどかな街に連れていくことだってできたはず。
自然豊かな森に連れていくこともできたはず。
ガチガチの鎧のいらない場所を教えてくれたら、私はそっちを選んだかもしれない。
私は今の人生を悔やんだりはしない。
むしろ誇りに思っていることだってたくさんある。
お金があったからできたことだってたくさんあった。
いろんな経験をした。
でもお金のために失ったものもあった。
小さい頃から1人で「おかえり」のない「ただいま」を言うのが寂しかった
幼い頃の22時を過ぎないと親が帰ってこない自分だけの時間が苦しかった
仕事で疲れた親の、物に当たったり、愚痴や不満をずっと言っているの聞いているのが嫌だった
ヒステリックになられるのが嫌だった
帰りたいと思うような家ではなかった
少しくらいお金がなくてもいいから、自分の頭で頑張ってなんとかするから、もうちょっと働かなくてもいい
定期的にもらっていたお小遣いももっと少なくたっていいから
せめて小さい時くらいもうちょっとそばにいてほしかった
ヒステリックに怒るんじゃなくて
おかえりって言ってくれる家がほしかった
頑張れじゃなくて大丈夫って言ってくれる家がほしかった
目に見えないプレッシャーじゃなくて、目に見えない温かみがもっとほしかった
お金がある
いい教育が受けられる
そればかりに焦点が当たりがちな今日この頃
お金があることが本当の幸せですか
かの有名なスティーブ・ジョブズはこんな感じのことを言っていました
「死ぬときに持っていけるものは地位や名誉やお金じゃない。家族との思い出、大事な人との思い出、暖かい記憶だけ」
何度だって言います。何度だって思います。
私は恵まれている。
いい教育も受けてきた。
お金はないよりあった方がいいに決まってる。
でも本当の幸せはそれが全てではない。
お金の代わりに失ったものだってきっとあったはず。
だからね
私は文句は言わないし、文句を言う資格だってないし、言いたいとも思わないけれど
いろんな人がいる。いろんな気持ちの人がいる。
だから一方的にこうだ!って言うのは
お金があるからいい教育を受けられて、いいよな!!!
って吐き捨てるように言われる筋合いはどこにもないんや!
選んでそこで生きてるんちゃうねん
みんなそこで歯を食いしばって生きてるねん
お父さん、お母さん
私にたくさんの武器をくれてありがとう
ほんまに感謝してもしきれへん
ここまで私を育ててくれてありがとう
ほんまにありがとう
※ 私の偏見で満ち溢れています。気分を害された方がいらっしゃいましたら、本当に申し訳ないです。
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