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「PERFECT DAYS」を観た感想。

東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。

映画.comより引用

主人公の平山は、近所の掃除をしているおばさんの箒の音で目覚めて、布団を畳む。階段を降りて洗面所に向かい、顔を洗って歯を磨き、髭を整える。霧吹きで植物に水を与え、自宅前の自販機で缶コーヒーを買う。車中でお気に入りの音楽を聴きながら、仕事に向かう。トイレ掃除の仕事をする。お昼休憩に木漏れ日の写真を撮る。仕事終わりに銭湯で汗を流す。行きつけのお店に顔を出す。寝る前に読書をして、その日の出来事を思い返しながら眠りにつく。

これが、平山のルーティン。なんの変哲もない日々。しかし、これが平山の「PERFECT DAYS」。

この映画から学んだことは、平凡な日々に隠れている「幸せ」を見つけて感じられるかどうかが、人生を楽しむコツだということ。

これに関してオススメなのは、日記を書くこと。日記を書いて見返してみると、毎日同じ日々の繰り返しだと思っていても、実は全く同じ日は1日として存在しないことに気付くことが出来る。

手書きだと色々な制約があるが、アプリなら隙間時間に書くことが出来るので、騙されたと思ってインストールしてみて欲しい。

平山のように、平凡な毎日を楽しめるようになると思う。

あと、人生を楽しむ為に必要だと思ったのが「趣味」の存在。平山は、読書や音楽、カメラなどの「娯楽のフルコース」を存分に味わっていた。

人生を謳歌するために、「趣味」や「好きなモノ」を色々な経験を通して、見つけておくことが重要だと感じた。

最後に、劇中で思わずニヤニヤしてしまった場面について。

行きつけのバーのママが、見知らぬ男性にハグをしているのを偶然目にした平山。コンビニで、煙草と缶チューハイを買い海へ向かった。

そして、くわえたタバコに火を付けて、格好良く吸うのかと思いきや、思いっきりむせた。

さらに、先程ママとハグしていた男性がやって来て、「1本良いですか?」と渋い感じで尋ねてきた。

そして吸い始めるが、この人も思いっきりむせるシーン。完全に不意をつかれた。

おわり。

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