かっこいい大人に出逢えた日
「これは、企画になっていない」
「言葉の企画2020」の第2回講座にて、特別講師である芦田太郎さんから言われた言葉である。実はこの言葉、今までに何度も言われたことがある。
何度言われても、悔しくてたまらない言葉である。
「またかぁ、、、」
自分では企画しているつもりなのに、企画になっていないと言われてしまうのはいったいなぜか。改めて考えなおしてみた。
--------------------
わたしの考える企画はこうだ。
①目的を成し遂げることができる(できそうな)もの ②ワクワクするもの、感動するもの、胸が高鳴るもの ③目新しさがあること
わたしの企画に、これらがあったのか。 客観的にみて、芦田さんのおっしゃる通り、「企画になっていない」と感じた。悔しいけれど、とても納得感があった。置きに行っている感じもあったし、既視感もある。企画している自分がワクワクできていないのに、誰かをワクワクさせられるわけない。
好評だった企画生・先輩企画生の企画は、 イメージが膨らむし、こんなことやあんなこともできたら楽しそう…!と次々にアイディアが浮かんでくる。そうだ、これが企画だよなと気付かされた。当たり前だが、原点に戻り気付けたことは、わたしにとって大きな学びになったように思う。
--------------------
さらに、芦田さんのお話ではっとしたこと。 それは、芦田さんが、
「覚悟をもって、今の仕事を選んだ」
ということ。 覚悟をもって、テレビの仕事にひたむきにどん欲に挑み続けている。 人を傷つけない面白さに真剣に向き合っている。 なんてかっこいい大人なんだろう。率直にそう思った。 だから、視聴者にも出演者にも愛される番組が生まれているのだと納得できた。重みのあるこの言葉を聞き、わたしもこんなかっこいい大人になりたい、『企画』する人になりたい。心からそう思った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?