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【エッセイ】推しが尊いから、今日も働く。

これまでの大学生活を振り返った時、今のところアルバイトしかしていない事に気が付いた。遊びに誘われてもあ…今日バイトが…みたいな事が多い。

そんなことしていると、なんでそんなにバイトばかりしてるの?と聞かれる。

そんなの答えは一つ。推しのためでしかない。

本格的に誰かを推すことを始めたのは大学生になってから半年経った頃。それまでは極普通に生活していて、ゆるゆるにアルバイトしたりしていた。コロナ禍で家にいることも多く、お金の使いどろこもあまり無かったのだ。
そんな時、YouTubeで見つけた推し。そこから初めての推し活が始まった。

正直推し活にはお金がかかる。グッズ買って、ライブのチケット取って、推しに会うための服買って、美容室いって、ネイルして……。

だけど全くと言っていいほど、マイナスに捉えたことは無い。そのためにバイトを2個も3個も軽率に増やすし、ご飯をケチったりする。それでも、推し活が楽しいのだ。

たまに、バイト仲間には何にお金使ってるの?推し?勿体なくない?と言われる。その時に決まって「推しがいないと私働きませんよ。推しがいないと辞めてるし、こんなに働こうとも思えない」と返す。

私の原動力になっている推し活を辞めれば、また堕落した平凡な生活に戻るだろう。大きい会場でペンライトに埋まった特別な景色を見ることも、そこから与えられた夢や感動も無かっただろう。

推しがいるから今が楽しい。だから「推し活」をマイナスなイメージに捉えて欲しくないのだ。時には「無駄な行為」として見る人もいる。けどこうして何かを与えられて、力になっている人がいることを知って欲しい。

そのためにもまずは推しを見つけてみる事から始めませんか?

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