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【レンタル財務部長としての実績4】

【J社/塗装加工業】

自動車部品の塗装やGショックのベゼルの塗装を
やっている企業で、ここも家族経営でした。

ものづくり助成金を獲得できたものの、
トーマツ上がりの税理士との信頼関係が築けず、
毎月経営会議をおこなっていたものの、
しっくりきていなかったそうです。

相性もあるとは思うのですが、
言葉の認識レベルの違いが伝わり方に影響するのも
大きかったのではないかな、と思いました。

前述しましたが、知識量や語い力、それから地頭の良さ、学力などが経営にも財務にも直接的に影響するものです。

【K社/自動車部品加工業】

ここは、孫に会社を継いでもらうというケースでした。
借入金は無く、財務内容も良く、
「速やかにどうにかしなければならない」という
状態ではありませんでした。

新規事業を色々と検討したのですが、
私自身未熟だったこともあり、
あまりうまくいきませんでした。

孫の二人からもあまり熱意が感じられず、
どちらかというと「このままでいいや」という
安心感が危機感を凌駕してしまっていたように思います。

パートナーにも講師としてやってもらったのですが、
これもダメで、結局新規事業は始動することなく、
後に契約解除となります。

私も未熟ながら色々と頑張ってはみたものの、
やはり本人たちの気がないと新規事業は始まらないし、
明確な意志がなければ成功することも無いですね。

【L社/花卉卸販売業】

事業を縮小し、不採算店舗を閉めることで
会社を存続させることができた企業です。

自分が広げていったお店を閉めるのには
勇気が要ることだったと思いますが、
ここを決断できた社長は会社のことを考えられていた
と思いました。

自分がやってきたことを否定するとも
言えることですから、相当辛かったと思いますが、
この決断ができたからこそ、会社は生き残りました。

韓国にも出張に連れていただき、
業者向けのセミナーを開いたりもしました。

税理士の交代で発覚したのですが、
よくある在庫の水増しと売掛金の架空計上で
お金を借りていたということが分かり、
私としてはあまり気乗りしませんでした。

多くの会社が粉飾により立ちいかなくなるのを
見てきましたし、友人の会社もこれが原因で潰れました。

「これくらい、まあいいか」が命取りとなります。
「今だけしのげれば」という考えも非常に危険で、
粉飾決算が後々自分の首を絞めると、
多くの経営者は知りません。

この考え方は本当にやめた方がいいですし、
やはり正直であるべきだと声を大にして言いたいです。

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