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ツタナイウタ

今日の記事はいつもと趣旨を変えて
短く拙い話を、3つばかり。

鉄の箱舟

この星には命が溢れてる

たくさんの命が産まれ、尽き、燃える。

ガタンゴトン

何百の命が

一度に同じ箱舟に乗り、運ばれる

その命達は、一つ一つ何かが違う

同じ箱舟に乗りながら

一つ一つ何かが違う

その何かは、誰も知らない

ガタンゴトン

今日も箱舟は

街を泳ぐ

ネオン

「この街は眠らないね」
彼女は笑って
口の端に、橋をかける

この街のネオンは
今日も引き立て役だ
俺もまた、然り。

「今日もありがとう、またね」

"今日も"

今日も
明日も
青色のネオンが
俺を照らす

「あ、ちょっと待って」

「ん?」

「あ、ごめん、また、な」

"また"はなかった

この街は眠らない
引き立て役達が
泣きながら光る

金木犀

「好みは謙虚で気高い人」

君の好みは少し匂う

秋風が運ぶあの匂い

胸の奥から湧き立つあの匂い

君は嘘をつかない

真実を見つめるその眼差しは

誰に向けてるのだろうか

金木犀の香りがする季節がきた

切なく淡く香ばしい、あの香り

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3つ書いてみました!

東京に来て感じたこと、
秋の風が吹き、肌寒さを感じるこの季節。
読書の秋でもあるということで
少しお話しのような
ストーリー性のある詩達を
拙い文で自分なりの言葉で表現しました。

執筆は大学時代に少し
趣味程度で誰にも読ませず、見せず、
暇があればしていました。
初公開なので少し恥ずかしいですが、
noteでは新しいことを
たくさん始めたいので
挑戦という意味でも
載せていこうと思います◎

増えていけばマガジンにでもしようかなぁ。

金木犀の匂い、きらいです。

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