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中古+リノベーションの極意 #03/リノベーションのコツ

こんにちは🙋🏻‍♂️足立 淳と申します。

私は東京で株式会社サムタイムズという小さな不動産会社を経営しており、日々、お客様の素敵なお住まい探しのサポートをしています。

こちらのnoteでは中古物件+リノベーションのプロの視点から、中古物件の選び方リノベーションのポイントについて連載でお伝えしています✏️

バックナンバーは以下よりご確認ください👇

第一話 戸建vsマンション
第二話 新築vs中古

第三話の今回は中古物件の "リノベーションのコツ" について、考えていきたいと思います❗️


リノベーション費用の相場💰

リノベーションにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?

リノベーションをしたことがない方がほとんどかと思いますので、金額のイメージがつきにくいと思いますが、ざっくりとした相場は以下の通りとなります👇

🏢 中古マンションの場合:㎡あたり15〜18万円程度
 例)70㎡の場合、約1,000〜1,300万円
🏠 中古戸建の場合:㎡あたり20〜25万円程度
 例)70㎡の場合、約1,400〜1,800万円

「こんなにかかるのか❗️」と驚かれた方も多いかと思います。

10年くらい前までは800万円くらいあれば、70㎡くらいの中古マンションのフルリノベーションができていたのですが、今は職人さんたちの人件費や設備や建材価格の高騰によって、リノベーションにかかる費用はどんどん高くなってきてしまっています💦(新築も同様です)

ただし、この費用感はあくまで間取りも変えて、床や壁も張り替えて、水回りの設備なども全て新しいものに交換した場合(フルリノベーションと言ったりします)の費用感となります☝🏻

ちなみに、お風呂・トイレ・洗面台・キッチンといった水回りの設備を全て新品に交換するだけで、だいたい300〜400万円程度はかかってきます🛀(標準的なグレードのもので)

部分リノベーションという選択肢も☝🏻

中古物件を買ったからといって、必ず全部をリノベーションをしないといけないということではありません。

例えば、売主さんが数年前に水回りの設備を交換されているようでしたら、クリーニングしてしまえばピカピカになりますので、その分、費用を抑えることができます✨

私の購入したマンションはお風呂は1987年の新築当時のままでしたが、床と壁は新しいタイルを既存のタイルの上から貼り、浴槽はクリーニングしてそのまま使うことにしました🧹

また、戸建物件の場合は外壁や屋根のメンテナンスは外に足場を組んで工事をする必要があるので、結構な費用がかかってしまいますが、売主さんが数年以内に外壁や屋根のメンテナンスを実施していれば、購入時にする必要はありません👌

間取り変更は大幅にコストUPしてしまう📈

既存の間取りが悪くなければ、無理に間取りを変える必要はありません。

リノベーション費用を抑えるポイントの一つとして「壁を壊さない」というポイントがあります🔨

間取りを変えるとなると、壁を壊して新しく作り直して壁紙とフローリングを貼り直して・・・と様々な工事が発生しますので、どうしてもコストは高くなっていってしまいます💸

既存の間取り(壁)を活用し、できるだけ壁を壊さない(位置を変えない)ことでリフォーム費用は大幅に抑えやすくなります

中古物件を選ぶ際も、間取り図を確認して、どれくらいの間取り変更が必要になりそうか、ある程度想定して選ぶと良いでしょう☝🏻

建具もそのまま利用できるとコストDOWNに📉

建具(お部屋のドアやクローゼット等の扉)も意外と枚数は多く、費用がかさみます🚪

メーカーの既製品であれば安いものもありますが、値段相応で安っぽいものも多かったりします。

一方でこだわってオーダーメイドで作ると一枚で10万円以上してしまうようなものもあります😲

私の家ではドアは既存のものを再塗装して、そのまま利用することにしました。

既存の建具が汚れていたとしても、塗装をし直せば新品同様になりますので、予算が限られている方は既存の建具をそのまま利用することも考えると良いでしょう☝🏻

バブル期に建てられたヴィンテージマンションなどでは、とても質の良い建具が使われていることも多いので、新しいものに交換してしまうのはとてももったいないですよ🥲

今しかできない工事と後でもできる工事👷

リノベーションを検討する際には今しかできない工事と、後からでもできる工事で優先順位を分けると良いです。

例えば、フローリングの張り替えや壁紙の交換は、住みながら工事をすることはできないので、お引越しをする前に行うべき工事となります。

一方で水回り設備の交換や建具の交換などは、住みながらでもできる工事となります🚽

トイレは数年前に交換されていたのでクリーニングしてそのまま利用することに。
洗面台もあえて新築当時のままのものを使い続けることにしました(レトロでかっこいい😀)

一旦はそのままクリーニングをして使用して、将来故障した時やお金が貯まったタイミングで交換するといった考え方もあります。

新築物件をリノベーションする方も🏠✨

ちょっともったいない気もしますが、中には新築マンションや新築の分譲戸建を購入して、気に入らない部分だけプチリノベーションするといった方もいらっしゃいます🐭

特に新築の分譲戸建は価格が安い物件も多いので、家族で過ごす時間の長いリビングだけグレードアップするといったような選択肢はアリだと思います👍

ただし、リフォーム費用も住宅ローンに組み込む予定の方は、新築をリノベーションする場合は審査が通りづらかったり、希望のリノベーション費用が借りられない場合もありますので、注意が必要です。

金融機関さんからすると「新築物件を買ってリノベーションする人なんていないでしょ?」というように捉えられてしまうのです・・・😵

まとめ

中古物件を購入したからには、是非リノベーションも楽しんでいただきたいですが、今は物件価格もとても高くなってしまっているので、なかなかリノベーション費用を残せないという方も多いと思います😮‍💨

私の自宅もリノベーションをしましたが、間取りはほとんど変えず、建具もほとんどそのまま利用することで、費用を抑えることができました💵

キッチンも今は対面式のオープンキッチンが主流ですが、我が家はそのままクローズドなキッチンにしました。キッチンのごちゃごちゃがリビングから見えないので結構オススメですよ☝🏻

金融機関によってはリノベーション費用を住宅ローンにまとめて組めるところもありますが、費用を抑えるポイントも踏まえて、効率よくリノベーションを楽しんでいただければと思います❗️

コストを抑えるテクニックはリフォーム会社のプランナーさんも色々と引き出しを持っているはずですので、打ち合わせの際に聞いてみると良いでしょう🙋🏻‍♂️(コストダウンの提案も積極的にしてくださるリフォーム会社が信頼できるリフォーム会社といえますよ)


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