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マンションリノベーションの天敵【壁式構造】!絶望する。

こんにちは、学長です。
さて、多くの人が、『マンションリノベーションは何でもできる』と思っている人がいます。

実際には、無理です。悲しい話ですが、
特に【壁式マンション】という天敵がいます。
間違っても、不動産屋に騙されて購入しないでください。

壁式構造のマンションでは、間取りの変更が難しいとされています。
本日は、壁式マンションの構造的特徴と、間取り変更時の制約について解説します。

■壁式構造とは?

壁式構造とは、
建物の壁が構造体の役割を果たし、建物全体の重量を支える構造のことを指します。

意味不明ですね!(笑)簡単に解説すると、
『壁までコンクリートなので、解体出来ない』です。

逆に、柱梁構造は、柱と梁が主な負荷を支える役割を持っています。
柱と梁以外の壁は取って良い!という構造です。
※多くのマンションは柱梁構造です。

■間取り変更の制約

●構造上の制約: 壁式構造では、構造壁を移動や撤去することが一般的に難しく、それによって建物の強度が低下する恐れがあります。そのため、間取りの変更は、非構造壁に限られることが多いです。
➡全ての壁が構造壁ではないので、解体できる壁もあります。

●設備の制約: 電気、水道、ガスなどの設備配管も間取り変更の際の大きな制約となります。特に壁式構造の場合、これらの配管が構造壁内に埋め込まれていることが多く、変更が難しいです。

●法的な制約: 建築基準法やマンションの管理規約など、法的な制約も間取り変更の可能性に影響を与えます。安全性を確保するための規制により、大幅な変更が許可されない場合があります。
➡基本的にOKされることは少ないと考えておきましょう。

先ほども解説しましたが、全ての壁が出来ない訳ではありません。
コンクリートではなく、ブロックを積み重ねられた、構造的に問題のない壁もあります。

なので、全てのPLANが出来ないのではなく、
間取りを考える難易度が、凄く高くなるというイメージです。

なので、経験・実績豊富な担当・プランナーに出会わなければ
残念ながら失敗してしまいます。

逆に、最高の間取りを考えることの出来る人に出会えば、
想像を超える提案をしてくれますよ。

私が、いつも依頼している方は本当に驚くようなプランを出してくれるので・・・

さて、では、次回は、誰でも分かる、【壁式マンションの見分け方】という内容で解説していきます。



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