0から1を生む生産者に捧ぐ、『貴方が肺を満たす理由』

こんばんは。久しぶりだね。藤村玲乃だよ。

 前回のnoteの報告だけど、①と④と⑤は進められてるよ。②は着付けだけ(一人で浴衣着れるようになった。褒めて。)③と⑥は全然だな。それなりに夏を有効活用できてるんじゃないかな。みんなはどう?なんかした?

久しぶりのフリーゲーム

今回のnoteはフリーゲーム『貴方が肺を満たす理由』の感想レポートだよ。藤村フリーゲームやるのは久しぶりだったんだ。というのも、先日お世話になった場所で「シナリオ特化のゲームは案外知識を必要としない」という知見を得てからノベルゲーム制作ソフト「wolf RPG」や「ティラノビルダー」関連動画やゲームを見てたんだよね。

ティラノビルダーで作られたゲームで有名なのはやっぱりこれとか?

今回はこれ

その中から藤村が今回プレイさせてもらったのがこれ

気付けばそこは、水中を模した心象世界だった。
脱出の糸口は、己が葛藤との対峙。
息苦しさと相反した自らの価値について問う、ある深海の物語。

最終課題で『さよなら、』を書いた文を読んでもらった時にも、感想の中に「心象世界」という言葉があったからか、凄い気になっちゃった。そして、このイラスト可愛いよね。そして、もっと気になったのはその下に書いていた作者である沓下さんの概要。

初制作のADVノベルゲームであり、学生生活最後の集大成・卒業制作作品です。モノづくりをすることで生き甲斐を感じると同時に、相反して湧き上がる葛藤について考えています。作中に出てくる悩みや解釈は唯一のものではなく、特定の意見に対する批判や同調でもございません。ただ、何かを生み出すことにほんの少し疲れてしまった人がいるのであれば、その労いの1つになればと思います。0を1にする活動をしてくださっている方へ。いつもありがとうございます。無理ない程度に、一緒に楽しく頑張っていきましょう。1を2にする活動をしてくださっている方やモノづくりとご縁のない方へ。いつもありがとうございます。時々で構いませんので、実は世界にたくさんいる、1を生み出す人々へ優しい関心を向けてくださるととても嬉しいです。全クリエイターが幸せになりますように!

刺さる。モノづくりをする人間を考えたゲームだ、と思ったね。

ということで、感想。

セリフが刺さる刺さる。ネタバレにならないように話すと登場する潜水士は絵描きの主人公に対して「筆を折る」に勧めてくるんだよね。創作についての悩みを棄てて水上に行き呼吸をするか、創作を続けさらに悩み苦しい場所に溺れていくかの二つを提示し、潜水士は楽になれるように促してくる。でも、潜水士はあくまで主人公のために行動しているんだよな。潜水士は僕らに問い続ける。

「なぜ、創作を続けるの?」

そこまで辛くて、階層ごとに別の悩みに苦しめられて、その時間他のことにも使えるのにどうしてそこまでして創作をするのか。何人のモノづくりをする人間がこれに答えられるんだろうか。

個人的に驚いたのが「絵を描き続ける」と「筆を折る」コマンドがあること。これの「筆を折る」を選ぶとエンディングが変わるんだけれど(多分最終階層での別エンディングと一緒)これが個人的には中々に刺さるものだった。だからといってこのエンディングが主人公にとってバットエンドかって聞かれるとそうではないと思う。

あと、このゲーム途中で主人公の名前(自分の名前)を入力するところがあるんだけれど、何かものを作っていてそのためだけの名前がある人はそれを入力した方がいいと思う。僕は藤村玲乃って書いたよ。

終わり。

ということで、フリーゲーム『貴方が肺を満たす理由』の感想レポートでした。他にも、面白いフリーゲームあったら教えてね。藤村は絵が描けないからゲーム制作はしばらく先かな。

じゃあ、また次のnoteで。藤村玲乃でした。またね。