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「コツコツ投資」で資産形成はできるか?!(2023年1月)

この定点観測の 第1回 は2006年7月末でした。2006年8月末は記事をつくっていないようです。2006年9月末以降は、毎月更新してきましたので、今回が185回目です(推定)。

投資信託への「コツコツ投資」(毎月、毎月、買い足しています)は2003年6月頃から始めた(キャリア もうすぐ20年!)のですが、毎月末の時価を記録し始めたのが2006年4月以降です。記録をつけ始めてからの軌跡が次のグラフになります。

(評価額➗投資額)-1 、評価損益(率)の推移を見たのが次のグラフです。

さて、今回は2023年に入って最初の定点観測になるので、このシリーズ、つまり、毎月、自分の資産・ポートフォリオの時価を確認する意味について書いてみます。

毎月、毎月、保有資産の時価を確かめるということ


「コツコツ投資」で資産形成はできるか?!

というタイトルを付けておいて、こんなことを書くのもどうか、どないやねん、と思うのですが、、、これってあくまで 過去の記録 です。これまでの成績がどうか、また、今の保有資産の時価がいくらか、というのは未来とは関係ないと思っています。未来の成果、果実を決めるのは 過去の成績 ではなく、今どんな資産を保有しているのか、また、これからどんな資産を手に入れることになるのか、です。

今保有している株式を発行する会社が、価値を創出し、つくりつづけて、その価値が市場から適正に評価される。それが実現するかどうか、で僕の未来の資産の評価が左右されます。

1月につくった記事のなかからです。

イベントの講演を聴講し、旅に出かけて、あらためて認識することができました。

投資の果実は未来からもたらされる

それを前提にして僕は投資判断をしていく。過去はその判断のための貴重な重要な材料ではあるけれど、保有資産の時価、価格を追いかけ回すことにあまり意味はない。

ただの形や」、というのはちょっと言い過ぎですけれど、これまで積み上げてきた資産を資本としてあらたに今の資産を取得、手に入れるために投資している。

こんな捉え方で投資をつづけていきたいと考えています。

ですから、以下の定点観測も 「過去」の話だ と捉えてくださいね。


では、定点観測に戻りましょう。

1月は、前月末比で評価額がふえました。

おかげさまで投資した元本の総額に対して時価評価(税前)は2.28倍(前月末 2.20倍、前年同期 2.29倍)になっています。

2006年4月末の投資元本を100とすると、2023年1月末の時価は3,520(前月末:3,368、前年同期:3,243)に達しています。

ということからすると、

冒頭の質問:「コツコツ投資」で資産形成はできるか?!に対しては

資産形成できている!!!

と答えられます。

なお、ポートフォリオの99%以上を投資信託が占めています。

保有資産の配分


2023年1月末

前月末はこうでした。

2022年12月末

FoFが増えて日本株式、先進国株式が減りました。

FoFのほとんどを占めるファンドのデータを用いて、作成したのが下のグラフです。ただ、かなりアバウトな計算なので、だいたいこんな感じ、という具合にご理解ください。

ご覧の通り、僕のポートフォリオのほとんどが「株式」で占められています。ですから、リスクはかなり大きめです。

「先進国債券」は数年前まで毎月買い足していたバランスファンドに含まれているものです。このバランスファンドの追加買付は行っていないのですが保有を継続しているため、それなりの存在感となっています。

これまでの資産配分の経過は下記でご覧になれますので、もしご興味があれば。


アクティブ運用(とパッシブ運用)の比率、バランスファンド(上記のグラフの先進国債券はバランスファンドで保有)の比率、その推移を見たのが上のグラフです。

アクティブ運用比率は前月末から増加、53.6%(パッシブ運用は46.4%です)。バランスファンド比率は前月末比 減りました。

パッシブ運用のファンド、バランスファンドには、2017年2月以降、追加投資していません。投資再開の予定もありません。

アクティブ比率をもっともっと高めたい!と考えていますが、時間をゆっくりかけて増やしていきます。

パフォーマンス

月次リターンは +4.2%でした。

月次リターンは過去182個のデータを持っていますが、マイナスになったのは66回、率にして36.3%。12ヶ月あると、4.35ヶ月がマイナスの月になっていた勘定です。
直近12ヶ月では プラスの月 5、マイナスの月 7となっていました。

これまでの年毎の推移です。

2022年は2018年以来4年ぶりにマイナスで着地しました。

2023年のスタートはプラスでのスタートとなりました。

引き続き、ガッチリ、コツコツと追加で買い進めます。

1年リターンの推移です。投資信託の交付目論見書っぽく、直近5年(2018年2月末から2023年1月末)にフォーカスしてグラフをつくってみました。

2022年1月末〜2023年1月末、この1年リターンが+4.48%。

2022年6月、2年2ヶ月ぶりのマイナスとなりましたが、7月、8月とプラス。2022年9月、10月は2ヶ月連続のマイナス。2022年11月は若干のプラス。2022年12月はマイナスに。

2023年1月はプラスでスタートです。

この1年リターン、データのある分だけ全部網羅したのがこのグラフです。

2022年1月末〜2023年1月末の+4.48%はこれまでのデータが残る190ヶ月(うちマイナスの月が65)、率としては107番目。プラスの月が125あるのでプラスの月としてはかなり下の順位となります。


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保有ファンド毎の評価損益率 他 です。

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