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バフェット・クラブの金言 漫画でわかる「億万長者の投資戦略」
ろくすけさんのご紹介をきっかけに買い求めました。
著者の阿部修平さん率いる スパークスのファンドにはいつも大変お世話になっています。
タイトルにある「バフェット・クラブ」。スパークスさんの社内勉強会です。
実は、一度お邪魔させていただいたことがあります。5年以上前ですけれど。
バフェットさんのみならず、マンガーさん、グレアムさんやフィッシャーさん、ソロスさん、是川さんが紹介されています。価格を追いかけるのではなく企業価値を探究するための考え方、実践のヒントが示されています。
スパークスさんの投資の定義、姿勢が具体的に示されています。
特に強く印象に残ったのが、この箇所でした。
私は今、投資家としてより強く持たなければいけないプリンシプル(原則)は、「Entrepreneurial Investment(企業家の視点を持った投資)」であると思っています。私たち投資家が企業家としてのマインド、視点を投資対象となる企業の経営者と共有し、それぞれの立ち位置で、その企業を育てていくという姿勢が望まれると思います。
新しい価値を生み出すことを企業家と一緒に同じ目線で考えることができる投資家にならなければ、これから出てくるであろう新しい効用に対する気づきを企業家と共有することはできません。
そして、こんな言葉も。
しかし、今、パッシブ(インデックス)投資の手数料が限りなく低くなっていて、機関投資家や個人投資家からも人気を集めています。バフェットさんも、個人投資家は運用パフォーマンスが長期間ふるわないアクティブ投資信託よりもインデックスに連動するETF(上場投資信託)を買うことを勧めています。これは、株式投資の本来の役割である、資本を信頼できる投資先企業に託すという観点から考えると、ちょっと残念な気もします。
「良い企業にできるだけ多くの資本を託し、投資先企業と共に成長を楽しむ」という資本主義の大原則を、パッシブ化が進む資産運用業界で、常に言い続けようと私は考えています。
#企業価値増大を楽しむ投資 を実践するには、企業価値を探究することが必須です。そのプロセスを自分自身で実践するか、プロフェッショナルに任せるか。僕は後者を選んでいます。僕が「企業価値を探究する」のを委ねている1社がスパークスさんです。短中期的には株式市況の動き等によって成績が今ひとつ奮わない時期も出てきます。しかし、それは避けられないこと。運用成績は数字で表れるので分かりやすいのですが、一番に注目すべきポイントではありません。
企業価値を探究するプロセスがしっかりと示されているか、ポートフォリオの内容、中身を見て、そのプロセスが機能しているか、その辺をしっかりみていくことが何よりも大事なことと考えています。企業価値の探究。それをファンドの皆さんに僕は期待しているわけですから。
スパークスさんはここ数年、発信の量と質を着実に高められていると感じています。その一例がnoteへの取り組みです。
#企業価値増大を楽しむ投資 を実感、体感させてくれるような発信をこれからも期待しています。
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