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モーニングスターの「国際株式型」分類、運用歴10年以上のファンド (2022年4月末) #66

国内株式型」と同様、定点観測を続けてきた「国際株式型」もnoteです。

モーニングスターさんのカテゴリーで「国際株式型」とされている、運用実績10年超のファンド。そのパフォーマンスのデータをこれまで5年以上、定点観測してきました。今回の引越で、そのデータの蓄積をさらに活かした振り返りはもちろん、新たな発見、出会いができたらいいな、と考えています。

モーニングスター「国際株式型」 
運用実績 10年超のファンド

「国内株式型」と同様、下記のページから「国際株式型」の10年超のファンドを抽出します。

詳しくは こちら をご覧ください。

得られた結果です。

「国際株式型」で10年以上の運用実績あるファンドは367本です。
前回 から2減です。「国内株式型」は350本でした。
カテゴリーを「選択なし」にすると、実績10年超のファンドは1,744本でしたので約2割を「国際株式型」が占めています。

検索から得られたデータを並べ替えます。

表示項目を「リターン(長期)」に変えると、ファンドごとの1年、3年、5年、10年のリターンが表示されます。

毎月定点観測するうえで、リターン(長期)のデータをどう使うか考えてみました。

1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンそれぞれで順位を出す。毎月本数が変わるので、順位のパーセンタイルを出す。
1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンの順位パーセンタイルのAverageが低いファンドが「エライ」ということで順位をつけよう。

実際のイメージは こちら でご確認を。

この方式で65回、5年以上続けてきました。今回が66回目です。

2022年4月末基準のトップ20

トップは、

新生・UTIインドファンド

でした。

トップ獲得は初めて。2016年12月以降、65回定点観測の対象でした。
今回含めてトップ20入りは39回と好成績です。
これまでの最高順位は2位が3度。直近では2022年1月で2位となっていました。

注目はAverageの数字が8.11%と大きい数字になっているということ。

前回のトップ20です。

トップだった
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)

Average は3.05%でした。

その野村世界業種別(世界半導体投資)、2022年4月末はAverage 12.33%と一気に12位まで後退しました。

混戦模様です。次回が注目されます。

運用実績 20年超のファンド

運用実績が20年を超える「国際株式型」ファンドは

61本。前回から1減です。
20年超のファンドの10年超全体での順位の上位10本です。

10年超のトップ20のうち、20年以上の運用実績あるファンドは3本でした。

グローバル株式型 に注目

複数の国、地域の会社を投資対象にしているのが「グローバル株式型」のカテゴリーです。このうち、投資対象に日本を含む、含まないの両方、為替ヘッジなしで抽出した結果がこちらです。

前回から増減無しです。

こちらは「国際株式型」全体での順位、その直近12ヶ月平均でランキングしています。

黄色で塗った8本のファンドが #アクティブファンド  です。

「国内株式型」と「国際株式型」の10年超のファンド数の推移、実は大きく異なっています。

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ご覧の通り、5年前と比べると「国際株式型」のファンドは倍以上になっているのに対して「国内株式型」はほぼ変わっていません。「国内株式型」はファンド期限を迎えたり繰り上げ償還が多い、ということを示しているデータと言えるかもしれません。こうした推移ですので、トップ20への入りやすさを考えると「国際株式型」は5年前に比べると狭き門になったことがわかります。

グローバル株式型について登場回数を36回以上、24回以上、12回以上、でその平均順位で並べ替えてみました。

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