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モーニングスターの「国内株式型」分類、運用歴10年以上のファンド (2022年2月末) #65

先日ご案内しましたが、定期購読マガジン「アクティブファンドを眺めてみた」を来月リニューアルします。

リニューアルの準備の一つとして、これまでブログで続けてきた定点観測のいくつかをnoteに引越することにしました。
その第1弾がこの定点観測です。

モーニングスターさんのカテゴリーで「国内株式型」とされている、運用実績10年超のファンド。そのパフォーマンスのデータをこれまで5年以上、定点観測してきました。今回の引越で、そのデータの蓄積をさらに活かした振り返りはもちろん、新たな発見、出会いができたらいいな、と考えています。

モーニングスター「国内株式型」 
運用実績 10年超のファンド

この詳細条件の選択で以下を行います。

これで得られた結果がこちらです。

運用実績10年超

「国内株式型」で運用実績のあるファンドは353本です。
前回 の定点観測からの増減はありません。
カテゴリーを「選択なし」にすると、実績10年超のファンドは1,735本でしたので約2割を「国内株式型」が占めています。

検索から得られたデータを並べ替えます。

表示項目を「リターン(長期)」に変えると、ファンドごとの1年、3年、5年、10年のリターンが表示されます。

毎月定点観測するうえで、リターン(長期)のデータをどう使うか考えてみました。

1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンそれぞれで順位を出す。毎月本数が変わるので、順位のパーセンタイルを出す。
1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンの順位パーセンタイルのAverageが低いファンドが「エライ」ということで順位をつけよう。

この方式で64回、5年以上続けてきました。

2022年2月末基準のトップ20

2022年2月末 トップ20

トップは、

フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド 愛称: Jテック+

でした。

前回(2022年1月末基準)の4位から上昇、2ヶ月ぶりのトップ(通算3度目)です。

トップ20のうち
「大型」 が 14本、「中型」が6本、「小型」が0本 となっています。

ちなみに、

日経225連動型上場投資信託 】はAverage 38.31%で 89位(←76位)、

TOPIX連動型上場投資信託 】はAverage 47.03%で 158位(←161位)

となっています。

運用実績 20年超のファンド

運用実績が20年を超える「国内株式型」ファンドは

運用実績 20年超

前回から増減ありません。

20年超のファンドの全体での順位のトップ12です。

運用実績20年超のファンド、10年超での順位

11位までが、運用実績10年超でトップ20に入っています。運用実績10年超のファンドの上位20本のうち、11本が運用実績20年超を持っていたということになります。

日経225連動型上場投資信託 】は 47位/185 

TOPIX連動型上場投資信託 】は 88位/185

となっています。

また「国際株式型」版 もnoteに引越の予定です。


2022年2月末 50位まで (10年超)

21位から50位まで、です。

2022年2月末 21〜50位

最初にご紹介した通り、運用実績10年超のファンドは353本ですから、50位でも上位15%以内です。まずまず立派な成績です。
加えて、この353本の中にはインデックスファンドが89本含まれています。その一大集団が真ん中あたりに集中しています。ですから、良い成績のファンドはより良い順位、悪い成績のファンドはより悪い順位になるものと考えています。

おまけ

今回は、過去の65回での平均順位のトップ10というのをお示ししてみます。

65回すべてで定点観測の対象となっていたファンドは247本ありました。

平均順位のトップ10です。

247本のうちのトップ10

右から2つ目の列が過去65回の平均順位です。右端が2022年2月末の順位です。

こうしてみると、8本が「小型」となっています。足元は「大型」が優位ですが、kの5年あまりを振り返ると「小型」が大きな存在感を示していました。

次回をお楽しみに

今回は「引越」ということで、次回以降、本格的に中身の充実を図ります。

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