スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド ウオッチ #102 / スパークス『華咲く中小型』ウオッチ #52 (2023年5月末)
2023年、以下の2つのファンドの定点観測を1つの記事にまとめることにしました。
1つ目のファンド「対話の力」は2014年12月、2つ目のファンド「華咲く中小型」は2019年2月からお世話になっているファンドです。
前回の定点観測です。
それでは、投資先、ポートフォリオからチェックしてみます。
投資先・ポートフォリオ
対話の力
投資先数は前月末から1社減の14社です。
とのことです。帝国繊維さんはファンドの第1期(2014年12月〜2015年10月)からの投資先です。色んなことがありましたがお世話になりました。
投資先の上位5社です。
ディスコさんが登場、ファンドの第2期(2015年10月〜2016年10月)の投資先です。こちらの記事の有料パートでディスコさんはちょこっと眺めましたのでご興味あれば覗いてみてください。
1年前、2022年5月末の上位5社です。
上位5社では、MARUWAさん1社が2023年5月末も入っています。
月次レポートの本文では、投資先の京成電鉄さんの投資見解、対話内容が詳しく説明されています。京成電鉄さんは前回のレポート(2023年4月末基準)で投資開始が報告されていましたところです。ぜひレポートをご覧ください。
華咲く中小型
投資先数は前月末比 1社増の64社。
業種別のトップ5では、小売業に代わって化学が登場しました。
投資行動については
”アウトソーシングサービスの提供企業などに新規投資”と表現されているので新規投資は2社以上と推測されます。
投資先が64社と前月末比1社増です。したがって、保有株式を全売却した既存投資先が最低1社あったことになると推測されます。
何度も同じことを書いていますが、シンプルに「x社に新規投資、y社を全売却」と明瞭に示す方が良いと思います。このスタイルの表現を堅持しているので、これがファンドのポリシーなんでしょうね。
上位10社です。
前月末との比較では上位10社のメンバーに入れ替わりはありません。
表の右端の列は今年2月からTOPIXに変更しています。
今年1月までの右端の列、RN のデータ基のETFが上場廃止となったことによるものです。
https://nextfunds.jp/data/2023/td_230207a.pdf
今月のレポートでは投資先の ニチハ さんが詳しく紹介されています。こちらもぜひご覧ください。ファンドの第16期(2022年11月〜2023年1月)に投資開始と推測されます。
受益権総口数の推移
対話の力
2023年5月は前月末比で受益権総口数が減少、ファンドからの資金純流出となりました。2ヶ月連続の資金純流入は実現しませんでした。次回に注目です。
華咲く中小型
こちらの5月は0.5億口の増加。受益権総口数増加=ファンドからの資金純流入です。2022年12月まで53ヶ月連続で資金純流出だったのが、一転、1月、2月は11億口、3月は6億口近い増加。4月は増加口数がここ3ヶ月と比べると大きく減少、5月はさらに減少しました。6月は純流入を継続できるか、気になるところです。
パフォーマンス
対話の力
ローリングリターン を見てみましょう。
5年です。
2018年5月末〜2023年5月末、この5年の保有で +32% となりました。
華咲く中小型
5年です。こちらは年率換算しています。
2018年5月末〜2023年5月末の5年間は、年率3.5%でした。
ここまでのデータ期間数は137。マイナスになった期間は12です。最後にマイナスになったのは2007年12月末〜2017年12月末、以来、5年保有してマイナスになった期間はありません。
中央値は15.2%(前回 15.2%)となっています。
10年です。
2013年5月末〜2023年5月末の10年間は、年率11.6%でした。2013年5月末に投資された元本は10年後、2.99倍(分配金は課税されずに再投資を想定)となりました。データの数は77。中央値は年率18.4%です。
定点観測のバックナンバー
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コツコツ投資実際のところ等は「有料」です。
コツコツ投資 実際のところ
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