モーニングスターの「国際株式型」分類、運用歴10年以上のファンド (2022年3月末) #65 (ア眺-2204-08)
「国内株式型」と同様、定点観測を続けてきた「国際株式型」もnoteに前回からお引っ越し。
モーニングスターさんのカテゴリーで「国際株式型」とされている、運用実績10年超のファンド。そのパフォーマンスのデータをこれまで5年以上、定点観測してきました。今回の引越で、そのデータの蓄積をさらに活かした振り返りはもちろん、新たな発見、出会いができたらいいな、と考えています。
モーニングスター「国際株式型」
運用実績 10年超のファンド
「国内株式型」と同様、下記のページから「国際株式型」の10年超のファンドを抽出します。
詳しくは こちら をご覧ください。
得られた結果です。
「国際株式型」で10年以上の運用実績あるファンドは369本です。
前回 から1減です。「国内株式型」は353本でした。
カテゴリーを「選択なし」にすると、実績10年超のファンドは1,745本でしたので約2割を「国際株式型」が占めています。
検索から得られたデータを並べ替えます。
表示項目を「リターン(長期)」に変えると、ファンドごとの1年、3年、5年、10年のリターンが表示されます。
毎月定点観測するうえで、リターン(長期)のデータをどう使うか考えてみました。
1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンそれぞれで順位を出す。毎月本数が変わるので、順位のパーセンタイルを出す。
1年リターン、3年リターン、5年リターン、10年リターンの順位パーセンタイルのAverageが低いファンドが「エライ」ということで順位をつけよう。
実際のイメージは こちら でご確認を。
この方式で64回、5年以上続けてきました。今回が65回目です。
2022年3月末基準のトップ20
トップは、
でした。
トップ獲得は8ヶ月連続、13度目です。
上位には、北米の会社を投資対象にしているファンドのほか、MSCIコクサイに連動をめざすインデックスファンドが目立ちます。
運用実績 20年超のファンド
運用実績が20年を超える「国際株式型」ファンドは
62本。前回から1増です。
20年超のファンドの10年超全体での順位の上位10本です。
10年超のトップ20のうち、20年以上の運用実績あるファンドは3本でした。
グローバル株式型 に注目
複数の国、地域の会社を投資対象にしているのが「グローバル株式型」のカテゴリーです。このうち、投資対象に日本を含む、含まないの両方、為替ヘッジなしで抽出した結果がこちらです。
前回から1減です。
こちらは「国際株式型」全体での順位、その直近12ヶ月平均でランキングしています。
黄色で塗った9本のファンドが #アクティブファンド です。
「国内株式型」と「国際株式型」の10年超のファンド数の推移、実は大きく異なっています。
ご覧の通り、5年前と比べると「国際株式型」のファンドは倍以上になっているのに対して「国内株式型」はほぼ変わっていません。「国内株式型」はファンド期限を迎えたり繰り上げ償還が多い、ということを示しているデータと言えるかもしれません。こうした推移ですので、トップ20への入りやすさを考えると「国際株式型」は5年前に比べると狭き門になったことがわかります。
グローバル株式型について登場回数を36回以上、24回以上、12回以上、でその平均順位で並べ替えてみました。
以降は
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