![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76947432/rectangle_large_type_2_ffd964c46e7cb452a4d98ddfe9c67608.jpeg?width=800)
株式投資、資産運用において「勝つ」とは?
勝ち点3。FC東京が手にする勝ち点3。
大好物です。ニンマリします。元気の源です。
でも、ずっと勝ち続けることはできません。世の中、そう上手く運びません。
ここ数シーズンリーグタイトルを何度も獲得しているあのチームも、いずれ敗れる日がやってきます、間違いありません。
その理由はどこにあるのか。競合・ライバルが知恵を絞ったり、周到な準備を長期目線で積んできたり、派手な補強で一発を狙ったり、環境が変わったり。周囲が変わり続けているから、そして、今現在、強いチームもいつかは朽ちていくし、相手に対策を講じられて今通用している強みが通用しなくなったり場合によっては弱みに転じさえする。そういうことが繰り返されてきたからです。
つまり、永遠に、常に勝ち続ける、そんな存在はあり得ない。
僕はそう考えています。
株式投資、資産運用ではどうか。
最も偉大な投資家とされる、あのバフェットさんも1年という期間で区切ると全勝というわけではありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1650596448159-6oPEXrUwT4.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1650596458813-cUbXTGB67N.png?width=800)
この先はどうなるんでしょう。おそらく、勝ったり負けたりを繰り返すのでしょう。上で示されている1年毎の数字って、ある期間を切り取った一種の静止画です。連続写真とは違います。
この数字を均してみてどうか、あるいは、もう少し期間を長く取ってみてそして均す、そういう作業が生き物としてのバークシャーハサウェイの連続写真に近づけることだと思っています。
たとえば、こんな考え方です。
「勝つ」「勝ち続ける」は存在しない、幻想だ、という認識から生まれたのが「負けない」という概念だと考えています。すなわちパッシブ運用です。
ただ、ここでおかしなことがあちらこちらで最近見かけます。
「負けない」≒ 「勝つ」
たとえば、こんな主張です。
「過去の数字見るとインデックスファンドがアクティブに勝ってる」
この種の話は、あれもこれも全てのアクティブファンド、アクティブ運用をひとまとめにしていることがほとんどだと感じます。その手法をとればフィーが相対的に高い分、確実にアクティブファンド、アクティブ運用は劣後します。
では、個々のファンドを見た場合に、ずっと、何年も、何十年も勝ち続けているファンドなどありません。先に述べた通りです。
でも、です。「負けない」と「勝つ」とは全然別、根本的に違うことだと思うんですよね、僕は。
そもそもの問いです。
「勝つ」って一体どういうことなんだろう、株式投資や資産運用の文脈において?
市場平均を上回る成績を残すことですか?
それはリターンの面ですか?リスクの面ですか?
それを組み合わせた指標ですか?
どのくらいの期間で見るのですか?
1週間ですか、1ヶ月ですか、3ヶ月ですか、1年ですか、5年ですか、20年ですか?
あの人(誰か)よりも沢山、儲かっていることですか?
それは金額ですか?率ですか?
あなたにとって「勝つ」というのはどんな状態を意図していますか?
で、もう一つの問いです。
(基準はどうあれ)勝ったら、どうするんですか?嬉しいんですか?
達成感、満足感を感じるのですか?まだまだ続けるんですか?
思うんです。
「勝とう!」「勝ちたいんや!」というのは株式投資、資産運用において意識しても意味が無い、と。
だから「負けない」パッシブ運用なんだ!という結論になりがち。
でも、僕は「パッシブ運用」を、この数年、新規投資では選択していません。
「勝とう!」「勝ちたいんや!」というのは株式投資、資産運用において意識しても意味が無いように、「負けない」「負けたくない」にも意味を感じなくなったからです。
パッシブ運用にはベンチマークという基準、バーが必ず存在します。
「負けない」パッシブ運用を選ぶ!という結論には、ある前提が存在しています。
それは
ここから先は
サポート頂いた際は、TableforKidsへの寄付に使わせていただきます。 https://note.com/renny/n/n944cba12dcf5