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有料記事をつくる理由 ー 定期購読マガジン「アクティブファンドを眺めてみた」1周年


去年の2月に、有料の定期購読マガジンの運営を始めました。

一部無料の記事もありますが、現在82個の記事が収載されています。

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眺めてみたファンドは36本(2回眺めたファンドが4本あるので、それを除くと正味32本)です。

アクティブファンドを眺めてみた_history

最初の2本は、マガジンには収載していません。パイロット版的な存在です。

おかげさまで、定期購読してくださる読者さんの数は、非常にゆっくりですが増えています。ご購読の読者さん、皆様には深く感謝しております。いつもありがとうございます。

個々の記事をお買い上げしてくださる読者さんも、同じく非常にゆっくりですが増えています。誠にありがとうございます。

先日、竹村俊助さんがこんな記事を公開されていました。

ぼくは、お金になる文章にはざっくり2種類があると思います。

ひとつは「おもしろいもの」。もうひとつは「役に立つもの」です。

「おもしろいもの」

これは非常に難しいですね。

今、読んでいる本がこちらなのですが、

メチャクチャおもしろいです。買って良かったって思える一冊です。

「おもしろい」「おもしろさ」で、アクティブファンドのことを眺めてみることができれば、その方向で有料の記事をつくってみることも考えられるのでしょうけれど、僕には無理です。

岡田さんのこの挑戦?も「役に立つ」というよりは「おもしろい」ですよね。

つまり、何が言いたいか、というと、僕は「役に立つ」を意識して、「おもしろい」をあきらめて?、有料記事をつくっている、アクティブファンドを眺めている、ということです。


竹村さんのご指摘から。

オススメのやり方は「フォロワー(読者)が増えるまでは、とにかく無料でどんどん出し続ける」ということです。
知識やノウハウはどんどん出す

これは全くその通りだと感じています。「無料」で発信すればそれだけリーチが広がる可能性がある。「役に立つ」を追求していればその可能性は高まるかもしれません。

フォロワーも少ないし、twitterでの告知も手控えていますし、そんなこんなでも記事の有料化を進めています。

先日公開した、こちらの記事。

ベースになっているのは、ブログで4年以上続けていた月次の定点観測です。ブログでは無料で発信していました。それを有料化しました。

有料化した理由は、有料化した方が「役に立つ」可能性が高まると考えたから、です。

この定点観測は、足元の運用成績が良い、平たく言うと、最近調子の良い、儲かっているファンドが分かります。数字が並んでいます。こんな感じです。

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この数字にはもちろん意味があるわけですが、これ「だけ」を見て判断されたら困るんだよなあ、とズーーっと思っていました。僕の勘違いもあるかもしれませんが、この種のデータを示した記事は閲覧される回数が多い感じですから、尚更、そう思ったのです。多くの人に見てもらえても、これでは役に立っていない!って。

記事を有料化。今、こんな仮説を持っています。

「有料記事なら、ちゃんと全部記事を読んでもらえる(可能性が高まる)」

アクティブファンドは数字だけじゃなくて、PeopleやPhilosophy, Process。どんな運営をされているか、その結果、どんな投資先をどんな風に保有しているか、それらの要素を「ちゃんと全部」見てほしい、ってことです。

記事を有料化することで「ちゃんと全部読もう」としてくださる確率は上がる。

「ちゃんと全部読」んでくださったらアクティブファンドのPeople、Philosophy、Process、Portfolioをご覧になってもらえる(もちろん、僕の主観が反映されたものになってしまいますが)ように、その意識を持って記事をつくっています。それが実現できていたら、僕の記事は「役に立つ」ものになる、そう思っています。

ファンドの成績、パフォーマンス、騰がった下がったは、ある意味、問題に対する「答え」のように見えることでしょう。でも、この「答え」だけを見て判断、行動するのは、投資では一番に避けるべきことだと思います。その種の投資を繰り返していては長続きさせることが非常に難しい。カンニングしたって学力が身に付かない、に似ています。

鳥井弘文さんがこんなツイートをされていました。

課金する一手間が増えることで、自ら主体的に選ぶことになる。そして、対価に見合った情報を自分の中にちゃんと吸収しようという積極的な姿勢も生まれてくる。

有料記事なら、ちゃんと全部読んでもらえる可能性が高まる」という僕の仮説にも通じるものを感じました。

以上が 有料記事をつくる理由 です。

ちゃんと全部読んでもらうことができたら、少しでも、少しくらいは、役に立てるだろう、その意識を持って、「アクティブファンドを眺めてみた」の2年目を迎えたいと思います。

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