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アクティブファンドなんて、やめときなはれ!

私は毎月、投資信託をコツコツと買い増す、コツコツ投資を2003年から続けています。そこからしばらくインデックスファンドをメインに、アクティブファンドを少しブレンドしてのコツコツ投資でした。

「しばらく」と書きましたが、2016年末まで、そんなブレンド型だったので、結構な長期間かもしれません。そのブレンド型を止めて、アクティブファンドのみに変えたのが2017年でした。

インデックスファンド とは、日経平均や東証株価指数、S&P500、MSCIなんちゃらかんちゃら等の株価指数に連動するように運用されているファンドです。

↓のページを見ると色々載っています。

この株価指数に連動するために、インデックスファンドは、株価指数の算出対象の株式を、株価指数に動くように株価に応じて割り振って保有するのが通常です。つまり、インデックスファンドは「何に投資するのか」「どのくらい投資するのか」ということを株式市場に任せきりにする、ということです。株式市場に任せきりにするからこそ、その市場での平均的な成果を得られるわけです。

株価指数を算出する対象の会社であれば、どんな会社であろうと、インデックスファンドは投資します。そうした判断を混ぜ込むと株価指数に連動することが出来なくなってしまうからです。

一方のアクティブファンド。こちらは「何に投資するのか」「どのくらい投資するのか」ということをファンドマネジャー(ほとんどの場合は”人”)に任せます。そのため、良い成績を出すファンドもあれば、ダメな残念な成績になってしまうファンドもあります。その成績、「勝ち負け」のモノサシとして株価指数が使われます。その「勝ち負け」について、

アクティブファンドの8割はインデックスファンドに勝てない

ということが、至る所で喧伝されています。7割か8割か、9割か、私個人はどうでも良いのですが、多分そうなんでしょう。

加えて、成績の良いファンド、残念なファンドを「事前に」選び出すことは不可能。将来なんて誰にも分からない。

このため、

アクティブファンドなんてやめとけ! という主張が力を持つわけですね。

ここ数年、アクティブファンドだけにコツコツ投資している私も、アクティブファンドなんてやめときなはれ、って思っています、特に以下のような人たちは。

アクティブファンドはギャンブル性が高い! という人たち

アクティブファンドは手数料が高い! という人たち

ほったらかしたい、手間をかけたくない! という人たち

月次レポートなんて読みたくない! という人たち

投資先がどこかなんて興味がない! という人たち

基準価額の動きしか見ない! という人たち


アクティブファンドに投資するなら、ちょっぴり手間をかけて、少しずつでも中身の理解を深めることがとても大切だと考えています。そうすることで、長くお付き合いを続ける可能性が高まるはずです。コツコツ投資の成果は時間によって大きく左右されます。

以降は、マガジン「アクティブファンドを眺めてみた」を定期購読してくださっている読者の皆様限定となります。


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