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ノルウェーの若者のセイムネス

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ノルウェーの若者のセイムネス
-Sameness in Norwegian youth-

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ノルウェーにはもちろん警察がいるのですが、自治体によっては自警団のような組織があります。以前のブログでも書いた”Nightraven”というやつです。週末(金、土)の深夜に街を歩いて治安を維持する、といった活動をしています。主に若者の過剰な飲酒、それによる喧嘩などの未然防止。昨夜この活動に参加しました。これで2回目の参加になります。

全く珍しくもないのですが、昨夜は強風強雨。基本深夜に外を出歩くことはないのですが、久々にあんな強風に遭いました。冗談抜きで台風上陸時と同じくらいに風が強かった。

真横から雨が差し込んでくるくらいだったので、いつものように街を歩くことはできなくて、屋根のあるところで雨宿りをしながら辺りを見回すことが多かったです。

その時に思ったこと。

「ノルウェーの若者ってみんなめっちゃ似てるな」

遠目から、かつ暗かったということもあってかみんな同じ風貌をして見えた。結構テンプレ的な北欧のイメージで、金髪と黒のスキニーパンツ。特に女性の方がみんな同じような服装をしているなという印象でした。

この自警活動をせずとも、大学内を歩いてみれば、それはわかることなのですが、夜の街を歩く人はちょっと見方を変えた方がいいはず。

日中はジムに行ったりする若者が多いので、スポーティーな服装の人も多く見かけるわけですが、(私見ですが)夜はゴリゴリにおしゃれな格好をしているようです。夜外にいる若者はみんなクラブに行くのでね。

強風強雨の中、もちろんそれなりに寒かったのですが、若者の服装を見ると結構軽装備。外で飲むと結構お金取られるので予め出来上がった状態でクラブへ。叫びながら走り回る人は結構いた。それでいて、基本傘をささない文化なので、みんな髪の毛も服もびちょびちょ。

「なんであんな薄着してるんだろう」

と呟くとと、「みんな見た目を気にしてるからね」と自警活動を始めて15年のベテランおばさんが言う。

ある種のルッキズムはやっぱ北欧にあるんだなぁと思いました。

そういえば、日本人は見た目を気にする若者が多いとされていると思うのですが、服装に関しては結構個性的だなと思うことがあります。

そういう意味では、ノルウェー人の若者も日本人の若者もどう見られているかを気にはするけど、その見せ方が違うのかも。

つまるところ、ノルウェー人は内面は比較的個性があるのかもしれないけど、服装は同一的。一方で、日本人は内面は比較的同一的(空気を読む)だけど、服装に個性がでる。

なんとなぁくこんな図式が頭に思い浮かびました。こうして比較してみるのも結構面白いかもしれません。

今週も素敵な一週間を!

*写真は、Nightraven恒例の夕食です。レストランからのスポンサーが複数ついているので、休憩時にご飯をいただけます。今回はピザをいただきました。昨夜は5人で見回りだったのですが、1人1枚ピザが来ました(夜22:30の夜ご飯です)。久々に美味しいピザ食べましたー!

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