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人のいう「◯◯に似てるね」がいかに適当かという話

◯◯に似ているね、という話題

最近お取引先の男性が、ウエンツ瑛士に似ていることに気づいた。
「似てますよね?」というと、あんまりうれしくなさそうに「そうなんですよ…」と。
ウエンツくんはイケメンの部類だとおもうけど、確かにキャラ的には3枚目で、おいしいところは小池徹平がもっていっている。
だからあんまりうれしくないっす、と彼は言っていた。

大喜びされるとも思ってなかったけど、悪意もなかったため、人により色々な反応があると知った。

でもまぁ見ようによっては似てるし、似てないとも言える。「ウエンツ瑛士風味」が正しい。


かくいう私も「◯◯に似てるね」と挨拶がわりに言われたことは人生の中で何度もある。
がしかし。
あまりに一貫性がないことに気づいた。
「なんだろうこれは」と思ったので、ならべて分析してみた。

①テンションあがる系

どの口がいうのだという覚悟で、まずは美女から並べてみるです。


綾瀬はるかさん

知人、友人からブーイングが飛んできそう。
お手柔らかに。
でも、人生で何度かいわれたことがある。

これは明確な理由があって、綾瀬はるかさんとは肌色タイプと顔タイプ診断が一致している。加えて私は比較的、色が白い。性格もまあそこまでガツガツはしていなく、安心感とか平和というのが似合う部類に見られやすい。

なので、雰囲気が似ている、というごっつぁんゴールをいただいていると結論づける。

大谷真美子さん

これもらおそらくだが、なんとなく顔の雰囲気がにてるってやつだろう。
強いて言うなら、背が高いという共通項はある。

そういえばまみこさんも、大谷くんと顔が似てると言われたりする。夫婦とかが顔が似てくるとかそんな感じだろう。
そう考えるとわたしは父が岩手で東北の血が入っていて、どちらかといえば大谷くんににているのかもしれない。

まみこさん≒おおたにくん≒ささき

というところか。
ファンに怒られそうなのでこの辺でやめておこう。

②さらに恐れ多い編

冨永愛様

天下のスーパーモデルに例えられたこともある。
これも大体理由が推測でき、「背が高くわりとモデル体型」「一重で目がクール」なので「ぽい」、そんな感じだろう。

年齢と出身エリアが同じ、長身コンプレックスをかかえていたという共通項もあるが、それくらいしか見出せない。

③何の感情もわかない系

言われて特になんの感情の揺らぎもなかったものも並べておこう。

サボテン

高校時代に、同級生に無邪気にいわれた。
「背が高い」、「細い」以外に共通項はみいだせない。

ヌーボー


これも、高校時代に言われた。
昭和生まれ世代なら知っているであろう。このキャラクター。
こんなお菓子があったのね。

これも意味がわからなすぎて、感情はうごかない。体型すら、にてない。
化粧気もなく、わりとほんわりしていたからだろうか。

もしかしたら、同級生から遠回しに悪意を向けられていて、それに気づかなかっただけかもしれないね。

◯◯ちゃんのママ

前職で保育園の採用担当をしていたため、保育園によく足を運んだ。その際もれなく、子どもたちに「◯◯ちゃんのママ?」と聞かれた。

どうやら各園に1人ずつくらい、私に似ているママがいるらしいが誰なのか調べようがない。


何かの絵画にかかれてる人

何かの有名な絵画だか日本画だかにかかれていた人だった気がする。もはやなんだったか覚えてない。


④自分でも納得秀逸系


最後にひとつ。


ワンパンマン


これは、今つとめる会社の社長に、言いにくそうに言われたやつだ。ちなみに、元々は友人でもあるので、今流行りの◯◯ハラの部類ではない。

いつも、「誰それは誰ににている!」と、嬉々として言ってくる彼が「私は何に似てるかな?」という問いに、数ヶ月もごもごはぐらかしていた。

それでもしつこく聞く私に、ついに観念して言ってきたのがこれだ。

出会ってから1年間以上たっていたが、私の顔とワンパンマンを重ねていたのか。
なんとも複雑な心境になったが、秀逸すぎて残念ながら納得してしまった。
本人がこのnoteを読んでいるかはわからないけど、うれしくはなかったことだけ書き記しておくよ。
ただ、視点が秀逸だったので、そんな感度をもった社長のもとで働けることは幸せだ、と加えて記しておくよ(大人の対応)

「残念ながら」いったけど、ワンパンマンはそこそこ整った顔をしている気はする。


結論:〇〇ににてるね!というのは個人の感想であり気分に左右される

ということで、私の場合、並べてみても何の一貫性もないことがわかった。

綾瀬はるかはサボテンにもワンパンマンにもならない。でも、私がそれらのすべての「風味」をもっているのは間違いなく、人はきっとその風味の中から選択して伝えているのだろうと推測できる。
その程度のものだ。

「◯◯に似てるね!」という言葉に、一喜一憂しているそこのアナタ。


誰もが納得する「似てる!」以外は、「おはよう」の挨拶みたいなものなので、ほどほどにうけとめておけばよいと思うよ。

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