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④裁判を起こした結果

モラハラサバイバーゆっこです。

モラハラ男と別れる時に
金銭的な部分の取り決めで悩む方も多いと思いますが、
慰謝料など相手に期待するのは得策ではありません。
(もちろん婚姻費用の負担や養育費など、相手方の義務なのですが・・・)
なぜなら、上手く行かなかった時に受ける心理的ダメージが大きく、
回復までにたくさんの時間とエネルギーを要するからです。

今日はモラ男相手にお金にまつわる裁判を起こした
私の体験談をお伝えします。

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モラ男からの度重なる暴力や暴言に耐えてきたものの、
やっぱりどうしても続けることができないと判断した私は
ようやく離婚を決意しました。

離婚を我慢して得たものは、「モラ男が作った私名義の多額の借金」
でした。

借金の内訳はモラ男の
・飲み代
・ブランド品購入代
・事業資金
です。

この借金の返済がどうなるのかが不安で
なかなか離婚に踏み切れずにいましたが、
モラ男は経済観念がないので、入ってくる分より多くを使ってしまいます。
当然のごとくクレジットのリボ払いは、残債が増えていく一方でした。


再再婚の今回こそは避けたかった離婚。
それなのに離婚せざるを得なかった現実と
我慢したがために膨れ上がった借金を抱え、
頭の中は彼に対する恨みの気持ちでいっぱいでした。

何とかして取り返したい!

そんな思いから一緒に戦ってくれる弁護士さんを見つけ、
モラ男に借金の支払いを求める裁判を起こしました。

が、結果は不戦勝。


彼は裁判所からの通知を無視し、
書類の提出はおろか
裁判当日も姿を現すことはありませんでした。

裁判所から支払い命令が出されても、なんのリアクションもありません。
自分で事業をやっていたので、給料の差し押さえもできず・・・。
裁判では勝ったものの裁判費用や弁護士費用すら取り戻せないまま、
モラ男に命じられたはずの借金の支払いも
結局私が背負うことになりました。

時間と労力をつぎ込み、何十万と費用をかけて裁判を起こしたのに
一銭も取り返せないなんて・・・。

本来なら子供達に使いたかったなけなしのお金をドブに捨てたようで
絶望的な気持ちになりました。


「幼い子供を抱えているのを知っているのに
何て誠意のない人なんだろう」

「私はこんな人と一緒に暮らしていたなんて」

と、落胆や後悔の思いでいっぱいでしたが、
よくよく考えたら相手はモラハラ男なんだから、
常識なんて通用するワケがないんです。



私はここで初めて
・正しいだけでは何もならないこと
・法律は弱者を守ってくれるわけではないこと
を学びました。


私は、『自分を守れるのは自分自身』ということを痛感したのです。







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