3.11
3.11
東日本大震災から9年。
当時は大学1年の入学前。すでに始動していた大学サッカー部で名古屋に遠征に行っていました。
練習試合が終わり宿舎に戻るバスの中。信号待ちをしているとバスが大きく揺れ、外をみると建物や電線が大きく揺れていました。
ただの地震かな。それぐらいに思っていると、誰かがやばいことになっているぞ、と。みんなで携帯を見ながら東北や関東で大きな揺れがあったことを知りました。
宿舎に戻ると更に大きな被害になっていることを知り、家族や友人に連絡を取ったのを覚えています。
次の日の朝。朝食会場でみた津波の映像はいまでも忘れることができません。
一面が海のような映像。家が流され、船が流され、車が流され。現実に起きていることとは思えないような状況にとても困惑しました。
それから3年後の大学4年の夏。岩手県の陸前高田を訪れました。
一本松や被災したままの建物。プレハブや復旧工事のために重機や機械が至るところに立ち並ぶ光景。
3年以上も月日が経ってもなお被害の大きさが伝わる光景に言葉を失いました。
それでも現地の人の話を聞き、復旧に向けて多くの人が協力していることや、色んな行動を起こしている人の姿から僕自身も大きな力をもらってきました。
当たり前が当たり前ではない
僕は実際に被災したわけではないし、知り合いが被災したわけでもありません。当事者の方の気持ちは本当の意味では理解できないかもしれない。
それでも1年に1回この日を迎えると、自分自身に問いかけることがあります。
自分のやるべきことは何なのか。自分にできることは何なのか。自分はこれから何がしたくて、それは人に何を与えられるものなのか。毎日を一生懸命に生きているか。
今年も大好きなサッカーを仕事にし、ピッチに立って闘える幸せがあること。これは当たり前ではない。
いつか必ずこの日々にも終わりはきますが、その日まで粘り強く闘い続けること。それが自分のできることの1つだと思っています。そして、1人でも多くの人に夢と勇気と感動を与えられるように闘うことがいまの自分自身の役割だとも思います。
震災から9年。
日本人として忘れることのできない日。また1つずつ積み上げて、乗り越えて、粘り強く闘っていきたいと改めて思いました。
ではまた
“ It’s up to you “
Renshi
サポートは、サッカーを通じての挑戦に使わせていただきたいと思っています。