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外国人と暮らすということ。

私のボスが、とってもタイムリーな情報を共有していたので。

そのことについて、ちょっと書いてみようと思う。(注:ゴマをすっているわけではないww)
その記事がこれ↓↓↓です。

世界最低レベルの外国人受入寛容度、日本の末路(©日経ビジネス)

なにがタイムリーかというと、、、
そうです!
既にお気づきの方もおられると思いますが、
「秋田県への外国人材の受け入れ」について本腰をいれて考え始めたから。

技能実習生のリアルを知ってますか?

外国人材受入れ方法の一つ技能実習生(あとで分かりやすくまとめてみようかな?)。ニュースでよく取り上げられますが、結構、「人ごと」に思っている人も多いのでは?

かくいう私もカンボジアに行くまでは、国際結婚するまでは「人ごと」でしかありませんでした。

技能実習生と聞いて思い浮かべるのは、安い賃金で働かされる、給与をごまかされる、対等に扱ってくれない、ひどい時間外労働を強いられる。。。といった問題でしょうか。

法改正もあったとはいえ、今でもそんな状況にあると聞きます。(●●タオルもそうだったとか。。そんなの聞いたらもう使えないじゃないか。。)

それなのに、、散々ニュースで取り上げられても、叩かれても、実習生に逃げられても、捕まっても変わらない現実。。

だから、私たちがやりたいのはただの受入れじゃなくて、外国人を単なる不足している労働者として見るんじゃなくて。

外国人の受入れ実績がワーストな秋田県だからこそできること!

日本ですら「外国人が住みたい、働きたいランキング」でワーストなのに。その中で、これからが外国人受入のスタートラインと言えるような秋田県。
そこで暮らす一員として、一緒に暮らす一個人として、これからますます増えるであろう外国人観光客や技能実習生や日本人配偶者が日本人と対等にいられるようなサポート体制を作りたいんです。

私の夫は元技能実習生。

私の夫はカンボジア人です。
以前は技能実習生として働きに来ていました。
今は、日本人配偶者として約一年半、秋田で暮らしています。

技能実習生時代もは茅葺屋根がアパートだった?(実際は見てないので分かりません)とか、残業をすごいした、朝から晩まで働いたとか聞きます。本人は良い思い出と思っているので良い会社だったのでしょう。。。

そして、今は秋田県内のとても良い企業さんに恵まれ、穏やかな毎日を過ごしていますが、今でも時々?よく?壁にぶち当たります。

例えば、
・とある飲食店でアルバイトをしたら、言葉の拙さから、陰湿ないじめにあう。
・アルバイト先が決まったが、そこのスタッフさんたちに拒否され、結果不採用。
・求人に申し込みすると、電話の段階で軽視する。
・面接に行っても外国人というだけで対象外。
・病院に行くと、本人を見て話すではなく、すぐ通訳を求めがち。

これはほんの一例にすぎませんね。何度、悲しい顔を見たことか。。。

逆に嫌な思いを経験したからこそ、真摯に向き合ってくれる人も人事担当者さんに出会えた時、温かい接客をしてくれる人、積極的にコミュニケーションを取ってくれる人がよけいに私たちの心を温かくしてくれます。

↑マタギになったカンボジア人(北秋田市)

実は、今ではマスオさん状態で実家暮らしを満喫していますが、うちの家族も昔は外国人が苦手だったんです。言葉の壁による単なる苦手意識。

だから、最初はやっぱりどう接したらいいか、どうやったらみんなで楽しく暮らせるかが分からず、ギクシャクしたこともあります。
みんなで何度か話し合いもしたことがもあります。

共に生活する「外国人」への目。

上記リンクの文中にもありますが、

「いずれにせよ日本の人は旅行者の「外国人」には優しいのに、共に生活する「外国人」に冷たいという不都合な事実。。。」

まさにこれなんです。痛切に理解できる。
自分の利益にならないから??
なんなんだろう、この矛盾は。。

これって、きっと。
一緒にいる時間と、お互いが相手を知って認めることと、相手を思う気持ちがあって、コミュニケーションが成立すると思うんですよね。

うちだって、やっと主人一人が暮らしやすいようにフォローでき始めたかな?という段階なのに、もっと人数が増えた時を想像すると、今のままじゃとんでもないことになる。。。このままじゃ、秋田に来てくれる人はいなくなってしまう。。。と思わずにはいられないんです。

楽しく秋田で暮らす「外国人」もいる!

とはいっても、楽しそうに外国人が働いている企業さんも知っている。
既に技能実習生を受け入れておられる企業さんも試行錯誤しながらも彼女彼らが住みやすいようにと一所懸命に工夫している。
ただ安いだけで雇用しようとしている企業さんからの依頼を断る監理団体(技能実習生受入を監理指導する団体)さんにも会いました!

実際に、秋田で楽しく暮らす外国人をたくさん見たことがあります。
竿灯まつりに参加する人、地域の祭りに参加する人、神輿を担ぐ人、夫婦幸せに暮らす人、地域のコミュニティーに参画できている人、楽しく子育てする人、秋田でビジネスをする人、秋田で勉強する留学生などなど。

じゃ、何する!?

外国人が困っている事。
コミュニケーションや生活のなじみやすさが必要なのはもちろん。

働きやすさ、暮らしやすさも大切。
・看板読める?
・病院に行ける?診察結果はどうだった?
・地域のルールって?
・市役所で書類取れる?
・車の運転は大丈夫?
・気晴らしする方法知ってる?
・トラブったらどうする?

日本人だって、たった数日の海外旅行にもガイドブックが必需品ですよね。
もし海外に行ったときに、そのツールが何もなかったら。。どうしますか?

もし暮らすとなったらめちゃくちゃ調べますよね。

でも、日本のガイドブックが売っていない地域、手に入らない地域から来る人達。
ましては秋田がどんなところかも詳しくは知らない人達だっているんです。

日本語初心者だから漢字が難しい人たちだっているんです。駅の看板だって乗り方だって難しい。

こんな経験をしている私たちだからできることがあるはずなんです。
まだ、スタート地点にたったばかり。

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