勉学のすすめ
わりと無頓着に生きてきたお金のこと。
フリーランスなので、もちろん確定申告は毎年やるし、確定申告の時に困らないように月々もきちんと付けている。
でもなんだか足りない。
きっとこのまま何十年も生きていけるとは思えない。
水物商売であるという自覚がある以上、そろそろ次のステップに行くための準備をすべきじゃないのか?と思い始めた。
そんなとき、わたしはまず本を買う。
ネット検索よりも、電子書籍よりも、紙。
ペンとふせんを片手にお勉強。
これが元ガリ勉の性なのだ。
分厚めのノートも買って、なにかと殴り書きにする。
20歳を境に実家を出る時、高校時代の勉強ノートが出てきた。
当時の無印には、厚さ5cmほどのザラ紙(予測変換でこの言葉が見当たらず、方言なのか!?と我を疑った)を上部でまとめただけのノートが売っていた。
親が行動制限するためほとんど小遣いももらっていなかったわたしは、コスパだけを求めてそのザラ紙ノートを愛用していたのだが、その裏表にびっっっっしりと英文法・数式・日本史時系列ツリーが書かれていた。
そんなノートの存在を、数年前だというのにすっかり忘れていた20歳のわたしは、感動すると同時に気持ち悪いとすら思っていた。
そこから1年後。
またしてもわたしは、ノート1冊をびっしり埋めるほど、外国語の勉強に明け暮れることになる。
しかしここ数年、本を買ってノートを買って、いざ勉強するぞーと本腰いれても、日々の忙しさに流されて続かないことが増えた。
TOEFLの単語の勉強……青色確定申告の勉強……理学療法士(資格をとるためではなくただの興味)の勉強……などなど
しかしそのどれにもなかったものがある。
デッドラインだ。
学生時代には試験があった。
明確な目標そしてこの日が試験という期限。
これが欠落していた。
できたらいいなー気になるなー
くらいで始めるものだから、優先順位が下がっていく。
目標を決めよう。
五か年計画?いやいや絶対に気がついたら4年経ってるに違いない。
五か年計画を開始したのはいつだったかしら?去年……ではないわね、一昨年?もっと?あらあらー?ということになりかねない。
うーん
自己分析している場合ではない。