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「良い企業」はすぐ見つかる、でも「合う企業」がわからない

2022年からスタートする、レンアイ型キャリア担任シリーズ!
第一弾は、もう1年近く就活や自己理解の相談・対話を続けている学生とのお話から、リアルな声をお届けします。


シューカツはじめました。自己分析に困っています

大学3年生のYさん。沖縄県内大学の経済学部に通っています。
コロナウイルスによる影響でいろんな制約のある学生生活を送りながらも、就活のことについて考え、動き始めています。

就活の時期になって、何もしないのはよくないと思っています。
とりあえず合説に参加したり、インターンに申し込んでみたりしています。
企業の情報は見ているのですが、自分だけでは自己分析ができなくて…

そんな相談を受けて色々と話を聞いてみると、「自己分析」に対して課題を感じていることが分かってきました。

企業分析ではなく「自己分析」が大事だと思う理由について聞いてみると、こんな回答が返ってきました。

合説に参加したり、インターンシップに参加してみて、魅力的な良い企業はけっこう見つけられたんです。
でも、自分のことがわからないので、その企業と自分が合っているのかわからない…。だからもっと自己分析が必要なのではないかなと。

この返答に、私はとっても重要なことに気づかされました。


良い企業より、合う企業を見つけたい

魅力的な相手を見つけられても、その相手と自分の相性が悪い場合には関係は続かない。ミスマッチしたまま働き続けようとしたら、企業側も働く側にも無理が生じて辛くなります。

企業向けにお伝えしているレンアイ型のポイント

人は長くお付き合いする人を、条件やスペックだけでは決めません。
相性や雰囲気だって重視します!

ということを就活真っ只中の学生視点で捉えると、
「良い企業より、合う企業を見つける」ことになるんですね。

↓採用をレンアイに例えるシリーズのこちらにも似たようなことを書いていました


新卒はウチなんかに来ない、と決めつけないで

就活をしている学生全員が、大企業やビッグネームの給料や福利厚生が良い職場を探しているわけじゃないことは分かっていましたが、目の前の学生が率直に「良い企業」より「合う企業」を探していたことにハッとさせられました。

就職先を考えるときには、「相手(就職先)と自分がフィットするか?」という問いがとても重要で、特に(3年で辞めようという考えではなく)継続的な付き合いを考えているのであれば尚更、自分との相性を確認しておくことは重要です。

採用を考えている企業の皆さん、「良い人より、合う人」を探していますか?
御社にとっての合う人とは、どんな人でしょうか。

その人物像が明確になっていなかったり、発信ができていないために
「どうせ新卒はウチなんかにこない」
「若い人には見向きもされない」
と思い込んでいませんか。
応募がないと焦り、誰でもいいからとハードル下げてませんか?

まだ社会のリアルをしらない学生は、自分に合う企業を探すためにも
まずは自分と向き合い、言語化するための努力をしています。
ぜひ企業さん側にも「ウチにはこんな人が合うよ!」ということがわかる情報を発信してもらい、より相性の良い人が就職先として見つけれるようになればと思います。


おわりに

「合う企業」を探すためにも「自己分析」が必要だ!
そんな考えにたどり着いた彼の感覚は、現在就活を行う学生の中でもマイノリティではないようで…
同じく自己分析に悩んでいた学生5名のキャリア担任をすることになりました。

というわけで次回は、
同じく就活に悩む学生の壁「ガクチカ」についてお伝えします!

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