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恋愛部長
2021年5月24日 13:46
若い頃の美しさとは、何も知らないがゆえの傲慢さの所産だ。自分が他人から、中途半端にしか愛されないかもしれない、なんて、絶対に思いつくはずもない。自分は人生の主役であり、他人の人生でも同じように主役のように光り輝いているものだと、あの頃は、思っていた。何のてらいもなく、無邪気に。**********真矢は、朝からため息をついていた。早朝から、担当役員が出かけるのに付き合わされて、出社す