愛ですか？恋ですか？

好きといってもらいたかったですか？
あなたはなんて言いましたか？
「好きって言って」なんて告白しましたか？
振り向いて欲しかったですか？
ずっと隣にいつでも置いておきたかったですか？
セックスしてみたかったですか？
そんなことより不純な告白でしたか？

今から書くことは童貞処女向けに書きます
マッチングアプリでたくさん出会えてる人はあんまり見ないでね

さてと
初めまして
自己紹介の前に一つ、僕が恋愛
”したくなくなった”
エピソードを話しますね

美しい敗北

当時高校生だった僕は大好きになった先輩がいました
ちょっとした可愛い仕草と彼女の華奢な体のラインが
僕の全身を金箔で包み込むような優艶な雰囲気を
二人の間に作ってくれてました。
もっと仲良くなりたい僕が
その時読んだ恋愛白書に書いてあったのは
「共通点を作れ」
作りましょう共通点
僕は先輩に好きな音楽を聞いて
iPodに入れて聴いたり
好きな洋服を調べたり
話は大いに盛り上がる
作戦通り
今日もまた授業と部活の間の時間に
共通点を増やそうと
「先輩今ハマってる本はなんですか？」
といつも通りの会話
すると先輩は
今後僕の人生を変えた「美しい敗北」を
僕に教えてくれました。

「あなたが私の好きなものを好きになってくれても、
私はあなたを好きにならないと思う」

あゝこれが愛なのです
この「あなたには絶対に敵わない」と思わせてくれる瞬間こそが
恋が愛に変わる瞬間なのです

今日でおしまいです
ネットの薄い情報に流されて恋をして
また希望のうたを聞いて恋をして
マッチングアプリでたくさんメッセージが繋がる人と恋をして

愛じゃなければあなたは余裕でいられるはずです。
忘れた愛と信じた恋を一緒にするから、安っぽい情報を都合よく解釈して
これが正解って白黒つける

僕らが人を愛する理由は
敗北
それだけで結構です。

これが恋と愛の違いです。
これが最初の一歩です。