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4. ナミブレース2022 / ステージ2 Dune Heaven(41.3km)


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前回から2年ほど間を空けてしまったが、前回のこの記事からの続き。
3. ナミブレース2022 / ステージ1 Across The Salt Pans(38.9km)

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2日目の朝、キャンプ地が変わり、海岸から離れたおかげで、マットなしでも底冷えすることなく、いい感じの睡眠が取れた。コロナ禍でのレースということで、通常8人で1テントなのに、日本人選手3人で贅沢に使えているのはありがたい。


起床し、朝ごはんの支度をする。ほんと食事にお湯が支給されるレースって楽だわ。なので、贅沢に汁物、コーヒーなどの嗜好品まで持ってきたよ。

身支度を済ませて、7時半にブリーフィング。


Photo Credit: Racing The Planet


まずは、第1ステージのリザルト発表。
トップでゴールしたのはスイスのラインホールド選手だ。ウィントフック行きの機内で一緒になり、私が持っていたサハラマラソンのグッズを見て、「(サハラマラソンは)いいレースだよね。」と声をかけてくれた。

Photo Credit: Racing The Planet


この時、まさかこの人とその後アタカマ砂漠、ゴビ砂漠、ルーマニアの山の中のレースと度々再会するとは夢にも思っていなかったけど。

1位の選手、男女それぞれに黄色のリーダーゼッケンが渡される。おー、これが大会写真なんかでよく見るリーダーズビブか!


レースは8時スタート。
サハラマラソンと違って、きっちり時間通りにスタートするのは素晴らしい。


今日は「Dune Heaven」というくらいなので砂丘てんこ盛りコースらしい。もうスタートしてから既に砂場だ。砂場祭り。

Photo Credit: Racing The Planet


世界最古の砂漠というナミブ砂漠はとにかく美しい。砂丘群を横目に歩みを進める。レースでこんな美しい風景の中に溶け込めるなんて幸せ者だなあと、喜びを噛み締めながら歩みを進める。


って、この大砂丘を登るんですか?!

Photo Credit: Racing The Planet


嗚呼、サハラマラソンのメルズーガ大砂丘を彷彿させるではないか、、。
大砂丘は遠くから眺めているのが一番良いわけで、自分がそこを自分の足で登ったり降ったりするのは「地獄」以外の何者でもない。


覚悟を決めて、一歩踏み出す。茨の道も一歩からだ。

Photo Credit: Racing The Planet

こういう時は下を見て、一歩一歩確実に足を前に出す。進行方向は見ない。下手したらあまりの果てしなさに絶望を感じるから。

もし、下を見るのが飽きたなら、歩みを止めて、横か後ろを振り向く。こんなすごいところに来ているんだーと心が震えるほど感動し、次の一歩につながる。

と、延々に大砂丘群のアップダウンが続くのかと思ったら、この大砂丘の登り、降り1回で終わって拍子抜けしてしまった。

そして、無事にゴール。
この時点で日本人選手5名のうち、昨日今日と2名がDNFになっていた。



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●第2ステージ
[開催]2022年5月2日(月)
[距離]41.3km
[スタート] 現地時間 8:00

Garminの記録
Garminの記録
Garminの記録



最終リザルト

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