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2.Nomad Senegal 2024/Day1:めっちゃアフリカ!って感じ(33km)



「朝食は7時から」と昨晩のブリーフィングで聞いた時、聞き間違いかと思った。
で、7時頃にロッジのレストランへ向かうと、本当に朝食が用意してあった。

朝食もあるなんて聞いてないぞー


マジかよー。
ステージレースの定石で、レース初日の朝食はザックに入れて持ち運ぶ必要がないからレトルト食品とかちょい重量があるもの持ってきているんですけどー。

どうしようかと考えた挙句、レストランの食事を頂くことにして、朝食で食べるはずだったレトルトカレーは、初日の晩御飯としよう・・。


本日は8時半スタート、33km、チェックポイントは15km地点の1ヶ所のみ。

既に準備は整っていて、時間に余裕があるので、ロッジの部屋に戻り、8時くらいまでベッドの上でのんびりと過ごす。いつも出ているステージレースと違う初日の朝なので調子が狂うな。


8時過ぎると、わらわらと選手達がスタート地点に集まり始める。レース初日ということもあり、スタート地点で集合写真撮影を行う。

Photo Credit: Canal Aventure


そして、8時半!
5日間に渡るレースが始まった。

Photo Credit: Canal Aventure



みんな一斉に駆け出す。
私もつられて、最初の数キロくらいは少しだけ走ってみる。あと、私が走る時があるとすれば、何かに追われた時、カメラマンが待ち構えている時、チェックポイントに入る寸前、ゴール寸前くらいだろう。


後はのんびりマイペースで旅をする。

最初は入り江の砂浜を少し走り、そして内陸に入っていく。アフリカンブッシュと呼ばれる草木が乾き切った赤茶けた道をひたすら歩く。

まさにアフリカの木って感じだよなあ


この光景が私のイメージしていたアフリカそのものだ。

セネガルは大西洋に面しているため、海や川に近ければ木々は緑緑しく、そして海の入り江のマングローブの木々が奄美大島や西表島を彷彿させた。


このレースはアフリカのブッシュと村々を繋いでいくコースだ。大雑把にいうと、村に入り、村を出たらブッシュの中を歩き、また村に入る。その繰り返しだ。


村に入ると、そこで暮らす人々の様子を垣間見ることができる。

15km地点のチェックポイントでは大会スタッフを大勢の村の子供達が取り囲んでいて、最初、チェックポイントがあることに気がつかなかった。

Photo Credit: Canal Aventure


もう既にたくさんの選手が通過しているし、大会スタッフもいるので慣れたのだろう。給水をする私に好奇の目が向けられる。

と、ふと、意地悪なことを思いついた。
私のフラスクは凹ませると水が飛び出るタイプのやつだ。私の挙動に好奇の目を向けている純粋な子供達をニヤリと見渡しながら、彼らに向けて水を放出してみた。

キャー♪キャー♪
とはしゃぎながら逃げ惑う子供達。いやーん、めっちゃ可愛らしい。

お代わり頂戴的な目で私を見つめている。リクエストにお応えして、再び水を放出する。

キャー♪キャー♪
と逃げ回る子供達。可愛いな、癒された。


気を取り直して、ゴールまで残り18km、歩みを進める。昼近くになると、だんだん気温が上昇し始める。体感で気温は30度くらいか。本格的に暑くなる前にゴールした方が良いと、歩くスピードが上がる。



ゴール近くになると記録のため、ぶつぶつ言いながらビデオ撮影を始める。



そして、ゴーーーール!

Photo Credit: Canal Aventure


本格的に暑くなる前にゴールできてよかった。
既にゴールしていた大半の選手は木陰で涼んでいた。

Photo Credit: Canal Aventure


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●第1ステージ
[開催]2024年1月20日(土)
[距離]33km
[スタート] 現地時間 8:30

ガーミンの記録
ほぼ平坦でしたけどねー


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