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ライトノベル

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VRChatに関係なく、世界も時代も異なる、1話限りの短編集。
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#ギャグ

妖精からプロテインを込めて

妖精からプロテインを込めて

事故物件という話は、聞いていない。
それでも、この部屋は何かがおかしい。

規則的に叩かれる壁、誰かに見られているような感覚。夜、耳元で聞こえる誰かの声。

引っ越す金もなく、途方に暮れていた私は、友人からの勧めで霊媒師を呼ぶことにした。

「先生。この部屋で変なことばかり起こるんです。これは、幽霊の仕業なのでしょうか」

年老いたお婆さんが来ると思っていた私は、自分と同年代くらいの、どこにでもい

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