ゲームは身を救う
まあ、X で長年、わたしの親友のまさぼーちゃんと2人で、フォローするのを躊躇われる位の超ロングツイート(当時)をぶちかましては、今度は2人で終わりなき討論を熱く繰り返すもんだから。
多分、音楽関係者には「相当こいつはイカレタメンドクサイ奴らだ」と煙たがられているのは間違いないとしてw
1年ちょっと前に、その親友が「骨が溶けて癒着してしまう」奇病に侵されていた挙句、しかも夜中にふとしたはずみで、その癒着した骨が骨折した事で、首から下が動かなくなり、生死の境をさまよって。
今、ひたすらにリハビリテーションに勤しんでいる。
まあ、彼のその奇病も、ある意味の人間の脳が作り出した神経活動の暴走が体にまで悪影響を及ぼしたのだという事は、おぼろげに分かる。
私も、この所「何故か、理由も無く、死にたくなる気分」というか「ここにいてはいけない気がする」気分が触りだして、仕事すらままならず、ずっと食事もせずに、ひたすら、動く手だけを動かして、頭の中の妄念を振り払うかのように「たーすけてー!とーまらないーのー」とばかりに文章を書きつけている。
別にこの手の文章は考えなくても、すらすらとかける位、この20年、書き続けてきたせいか、推敲も読み返しもロクにせず、ボコスコと書き続けている。仕事とか音楽とか、そういう「思考力が完全停止」しているのに、心に浮かぶよしなしごとは、狂おしいまでに流れ出してくる。
なので、前は「徒然なるペンペン草」というブログに、そういうものをひたすらに垂れ流し続け、X(Twitter)に引っ越したら引っ越したで、フォロワーがウンザリするくらい・・・。
でも、こうやって、文章にしてみると、さほど長い文章でもない事に気づくはずなのだ。いわゆる連投だから長く見えるだけだけど、割とそんなに長いという訳でもない。教科書の片隅にでも書いてありそうな、しかし、小学生くらいでは、この文章読んでも何が何だかチンプンカンプンの戯作であり、戯言なのである。
高校生くらいでなら、この位の文章は読める、程度の内容でしか書いてないつもりなのだが、時折、ハイブローなネタをかましては、周囲を大混乱に巻き込む。
私だって、高校生くらいの時は「小説家になろう」なんて野望は無謀なんてのも百も承知ではあったが。
まあ、君と同じだったんだよ。世の小学生、中学生、高校生諸君。
私もどえらくゲームが好きすぎた。ところが当時のゲームってのは作りはショボく見えるが「シナリオ書いて」「音楽作って」「デザインして」「それをプログラミングする」というのを「全部一人でこなして」出来なければ、そのメーカーが潰れるか、プログラマーが夜逃げしたとかいう、洒落にならない時代だったのだ。
だって、最後は「プログラミング」しなきゃいけないので、シナリオもグラフィックも音楽も、そのパソコン上でできることを分かった上で、その限界に挑戦して、限界突破した挙句、「すげーーー!おもしろい!」と相手に言わせてゲームを売るという、高難易度の地獄のような世界だった訳で。
必然「ゲームプログラマーになるぞ!」と思ったら「ぜんぶできるような人」にならなきゃいけなかったのだ。今は皆の分業でやるもんだから、そんな昔のような地獄の沙汰ではないが、困った意味の別な地獄の沙汰はあると聞く。
で、私。シナリオ書いてるうちに、悩んだことが一つあって。
出てくるキャラクターの性格や喋ってる事が「全然書き分けられてない」ことに気づいたのである。つまり、全員、私をモデルにして、普段の私が言ってるようなことをチラチラと書くのはいいんだが。
もう、エグイまでに性格が歪んだ変態キャラなどを登場させようとしても・・・うーん、こいつ、そこまで悪い奴じゃないみたいな感が拭えない・・・
そういうことに気づくと、自分の小説もどきが、自分で
「こりゃ、俺が読んでもぶっちゃけクソ!こんなもの出てたら、俺が買う訳ない!」
と自分で自分の作品が途端に許せなくなってしまったのである。書いたんだよ、何本か。
当時、一切の魔法の名前だの用語を使わず、国の名前も場所も、登場人物の名前さえ出さずに「ある魔法の制御に失敗した世界とその滅びの物語」を書こうとしたのである。複数の短編を繋いでいく形で、登場人物を出していくシリーズにはしてるんだけど、名前を出さないで書いてると、誰がどれやらさっぱりわからなくなる・・・かくて、大学生が新機軸で書こうと思ったライトノベルは短編複数で書きやめている。
自分、他人の人生を知らな過ぎるんだな・・・色んな人の色んな人生を知らないから、性格の描き分けできてねぇんだ。
うん。音楽で勉強しようと思った。海外の色んな曲や色んな歌詞の言葉や・・・色んな人の色んな人生を知るには、これが一番だと思う、と考えて。そしたら、それが小説を書くために始めた事だったはずなのに、こんな曲、自分も作れたらなぁ・・・と思うような大好きな作品に出逢ってしまった。
何より、自分が何か生きてる時にどうしようもない違和感を感じることがあって、その答えを幾つももらったんですよ。音楽から。
僕の中では、音楽と小説は不可分だったんですよ。絵も描いたころもあったけど。流石に自分は「欲張りすぎても、何一つ手に入らない」というのは気づいてた。
まあ、僕は、40年前の君だったんですけどね。多分、古の戦いを潜り抜けて戦い抜いているうちに、クラスチェンジだけじゃなくて、ジョブチェンジまでしただけなんだけど。でも、僕は4つの事を同時にやろうとして、そのうち3つ位までは何とかしてみた、みたいな奴なだけでして。
で、実際の所、それを専門にやってる人には到底勝てないスキルなのも分かってるんだけど。けど、僕は、3つのスキルを同時に操れるからこそ、かろうじて、今、生き延びていられる。だって、周りは1つしか持ってない人が多いから、3つがきれいに合体する究極魔法を操れないでいるんだ。
1つしか使えない奴を相手にする時に、そいつの苦手なものを思いっきりぶつけるっていう戦いが出来たから生き延びてこられただけなんだ。
今は、みんな僕より努力家で、上手な人がいるから、僕でも中々太刀打ちできない奴が増えてきたのを知ってるから、君に警告する。
努力が足りないぞ。手ごわい奴ばっか増えてきてるんだw
でも、僕はまだ、何とか戦えるけど。その僕がこれほど苦戦するようになった世界で、君は一人で戦うのは難しい。
本当の仲間を手に入れて、全ての力を合体させても。
まだ、夢が叶わない人たちが沢山いるんだ。その事を考えて。
戦いに臨め。コミュ障だなんて言ってる暇じゃないよ。
僕は、あの時代の賢者に憧れて、何故か、僧侶と剣士と魔導士を中途半端なりに手に入れて。
今、剣士との勝負に臨んでいる、年老いた僧侶の慣れの果て。
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