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衣替えのいらないクローゼットに憧れて

2〜3年前から「衣替えのいらないクローゼット」に憧れていました。今回、引越しに伴って、割と思い切った断捨離をしました。


春からの準備

春服は、例年なら普段着2〜3枚と仕事着2〜3枚を購入するのですが、古くなったジャケット1枚と長袖シャツ1枚を買い足してして、あとは元々持っていた服で着回してみました。
仕事着と普段着を区別する必要がなくなったことも大きな助けになったと思います。
夏はほとんどの夏服を捨てて、Tシャツを2枚だけ買い足して過ごしたのですが、案外困りませんでした。この夏はTシャツ4種類とたまにブラウスの5パターンのみ。

気づけば「なんか最近、同じ服ばっかり着てない?」なんて言われることもなく、春・夏を過ごしていました。

いざ、断捨離

2021年からフリーランスになって、農作業を全くしなくなったのに作業着をずっと捨てられずにいました。長靴や道具類ももう使わないとわかっていたにも関わらず。今思えば、フリーで働き続けることができるのか不安に思っていたり、気持ちの整理がつかないでいたのかもしれません。

2023年の今、躊躇なく全て捨てることができました。会社の看板がなくなったら自分にできる仕事はあるのかと心配していた時期もありましたが、今の方が身近なだれかを笑顔にする働き方ができているように思えるから不思議です。

夏にTシャツ2枚を基本にして過ごしたことによって、秋は春に着ていた長袖シャツ2枚とカーディガンで事足りています。

本の断捨離

私のクローゼットの約半分を埋めていたのは「本」
春からコツコツと、大きな段ボール4箱分を処分しました。
資格取得のために勉強した本、専門書、ビジネス書、たくさんの小説たち…。それでもまだ捨てられない本が小さめの段ボール2箱分残ったので、誰かに譲ったり、タイミングを見て思い切って処分していきたいと考えています。

なかなか困ったのが、著者からサインをいただいた本たちです。素晴らしい方々だからサインをいただいて大切に保管しているのですが、捨てずに転売することもなく、著者の方にも喜ばれる活用法はないか模索中です。

月に10冊程度の本を読むので、図書館にある本は借りる、なくて買った本はすぐにメルカリなどで処分するか、あの人に読んでほしいという方にあげることでためないサイクルをつくれるようになってきました。

断捨離後の気持ち

服やモノと一緒にいろんな記憶や気持ちが思い出されて、作業量に対して思ったよりも疲れたなと感じました。
今回一番大きかったのは、すべての作業着や道具類を捨てたことによって、「あの時の私なりに精一杯頑張った」「だからもっと自分を大事にしてあげよう」そんな風に捉え直すことができたことです。
あの頃の上手にやり切れなかったことに対する後ろめたさや悲しさなどの気持ちをモノと一緒に置き去りにしてしまっていたのかもしれません。

この機会に過去の自分の気持ちと向き合うことができたような気がします。なんだか捨てられないというのは、もしかしたら自分の気持ちにもやもやがある状態なのかもしれません。

もっとモノを減らしたい

元々実用的なもの以外にあまり興味がないので、ものは少ない方だとは思います。それでも、捨てようと思えば結構ゴミが出るものです。
そもそも余計なものを買っている可能性もあります。

次は靴やバックも減らしたいと思っています。
「衣替えのいらないクローゼット」にはなりましたが、まだ、ゆとりがあってスッキリしているとは言えない現状だからです。
暮らしをコンパクトにして、お家にも心にももっと余裕が持てるようにしていきたいです。

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