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『幸福な食卓』瀬尾まいこ


内容

ちょっぴり不思議でちょっぴり悲しい、家族の温かさを改めて感じられる作品。
いきなり、とある父親のとある宣言から物語は始まる。一緒に住む息子の不思議なオーラと、娘の物事を真面目に捉えていく姿の兄妹によって、その宣言後、少し違った形で家族の物語が進んでいく。
主人公は妹の佐和子。
兄と仲が良く、よく一緒に過ごす。そして、佐和子の目の前にいきなり現れた同い年の男の子。不器用だが、一途な彼には胸を打たれる。
大事な人と会えたり、過ごしたりすることが当たり前ではないということを教えてくれる。

感想

この本は元々存在を知っていたわけではなく、たまたま手に取りました。まさか最後にあんなことが待っているのかと、呆気に取られました。
もしかしたら自分の大事な人が離れていくかもしれないし、もしかしたら明日いきなり死んじゃうかもしれない。人との別れは本当にいつ来るかわかりません。そのため毎日を大事に、家族や恋人、友達など自分の大切な人に会えることに本当に感謝しなければなりません。
この本はそのことを忘れないように訴えかけてくれているとそう感じました。
今大切な人が1人でもいる方には是非オススメできる作品だと思います。



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