好評開催中‼️温かさの裏に隠れる深いメッセージ🪽 | ジャン=ミッシェル・フォロン展 (東京ステーションギャラリー)
今回は、7月13日(土)から東京ステーションギャラリーにて開催される「空想旅行案内人 ジャン＝ミッシェル・フォロン」についてご紹介します。
ジャン＝ミッシェル・フォロン
Jean-Michel Folon (ジャン＝ミッシェル・フォロン)
20世紀後半のベルギーを代表するアーティストのひとりであるフォロンは、若いころに絵画世界に魅了されて以来、1995年に移住したパリ近郊でひたすらドローイングを描く日々を送ります。
フランスではなかなか芽が出ませんでしたが、アメリカの「ザ・ニューヨーカー」や「タイム」などの有力誌で注目され、1960年初頭にはそれらの表紙を飾るように。その後、各国で高く評価され、世界中の美術館で個展が開催されるなど目覚ましい活躍をみせました。
展覧会について
Folon's Message
フォロン初期のドローイングから水彩画、版画、ポスター、そして晩年の立体作品までを含めた約230点を紹介する、日本では30年ぶりの大回顧展です。
色彩豊かで温かい雰囲気が漂う美しい作品には、実は環境破壊や人権問題などの厳しい現実へのメッセージが隠れています。
社会的に大きな転換期にある時代、環境や自由への高い関心を持ち、さまざまな問題に静かな抗議を続けてきたフォロンの芸術を、この展覧会であらためて見直します。
Check Point-1 色の魔術師
©Fondation Folon, ADAGP/PARIS, 2024-2025
美しい色彩は、フォロン作品において最大の魅力です。限られた色彩を巧みに組み合わせ、さまざまな技法を駆使して奇跡のような美しい世界が創造されます。
Check Point-2 線の職人
若いころ、ドローイングに打ち込んでいたフォロン。その線は伸びやかで躍動的ですが、まるであらかじめ決められていたかのように的確で、少しも迷いが感じられません。
Check Point-3 謎のリトル・ハット・マン
作品によく登場するリトル・ハット・マンは、今回の空想旅行の同伴者です。「私に似たある誰か」であると同時に「誰でもない」とフォロンがいう彼は、いったい何者なのでしょうか？
Check Point-4 矢印と迷宮
©Fondation Folon,ADAGP/PARIS, 2024-2025
矢印はフォロンが気に入っているモチーフで、作品にも至るところに描かれます。一体どこを指しているのかはわからず、進む先に何があるかはわかりません…
Check Point-5 やさしい悪魔？
©Fondation Folon, ADAGP/PARIS, 2024-2025
親しみやすく、爽やかでユーモラスな作品の裏には、静かな怒りや厳しい現実が隠されています。最初の印象と、解説を読んでからの真相のギャップを会場で味わってみてください。
Writer's Message
やさしい雰囲気を感じるほっとする色彩と、可愛らしいモチーフが印象的なフォロン作品。そこに深いメッセージが隠されているという奥深さが魅力ですよね。個人的にそういう奥行のある作品がすごく好きなので、もっとフォロン作品を観て、１つ１つ理解していきたいと思いました。（伊沢菫）
詳細 / アクセス
【展覧会名】
空想旅行案内人 ジャン＝ミッシェル・フォロン
【美術館名】
東京ステーションギャラリー
【開催期間】
2024年7月13日(土)~9月23日(月祝)
【開館時間】
10:00~16:00
※金は20:00まで
※入場は閉館30分前まで
【休館日】
月曜日,7月16日(火)
※ただし7/15,8/12,9/16,9/23は開館
【入館料】
一般 1500円(1300円)
大学生 1300円(1100円)
高校生以下無料
【アクセス】
JR「東京駅」丸の内北口 改札前
東京メトロ「東京駅」徒歩約3分
東京メトロ東西線「大手町駅」徒歩約5分
東京メトロ千代田線「二重橋前駅」徒歩約7分
画像提供：東京ステーションギャラリー
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＜勉強会レポート：オフィーリア＞
お楽しみに👄
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