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子育てに自信をなくしたら

子供がまだ赤ちゃんだった時、私は毎日テンパっていて、必死だった。赤ちゃんというのはなんでこんなに思い通りにいかないものなのか。泣きたいのはこっちだよ。もう1人になりたい…
赤ちゃんのお世話と家事で自分の時間なんてもちろんなかった。朦朧とする日々。

そんな時、姉に何か子育てについて傷つくことを言われた。何と言われたのか忘れてしまったのだが、ひどくショックを受けて泣きそうになった。
毎日こんなに頑張っているのにわたしは良い母親にはなれないのか…
今思うとそんなことないよ。と背中をさすってあげたいぐらいだが、その時はとにかく余裕がなかった。
そんなとき子供が見ていたテレビからこんな曲が流れてきた。

もし自信をなくして
くじけそうになったら
いいことだけいいことだけ
思い出せ

アンパンマンたいそう やなせたかし

そうだ!そうよ!いいことだって、できてることだってある!泣きそうになりながら子供と一緒にテレビにかじりつきながら曲を聞く。

アンパンマンは君さ 元気を出して
アンパンマンは君さ 力のかぎり
ほら キラめくよ
君はやさしいヒーローさ

なんて素敵な曲なんだろう。とても慰められる。これは子供に向けてじゃなくて母親に向けて書いてる詞なんじゃないだろうか。そんな事をふと思った。

子育てで落ち込むたびにこの曲を口ずさむようになった。
Eテレの「おかあさんといっしょ」でも良い曲がたくさんあることに気づき、子供が観ている時にわたしも家事の手を止めて聴き入る事がしばしばあった。
あの時、子供番組には私も助けられたな。と今でも番組に感謝している。
もう今はわたしは全く見ないけれど、今もきっとその曲たちは新米ママさんを癒しているはず。
みんな頑張れ。永遠に感じられる赤ちゃん時代もあっという間に過ぎ去る。
楽しむ余裕なんてないかもしれないけど、たまに音楽に癒される時間を持ってほしいな。

そんな子供達も今は反抗期を迎えて毎日頭を抱えることばかり。
そんな時はまたこの曲を口ずさもう。
やなせたかしはやっぱり天才だ!

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