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富山産白えびのかき揚げ 富山県氷見市の透明感高い果実味のソーヴィニョン・ブラン

近所のスーパーの総菜コーナーを歩いていると、富山産白えびのかき揚げが目に入る。富山市の観光サイトを見てみると、”透き通ったピンク色の神秘的な姿から、「富山湾の宝石」といわれる「白えび」。白えびの漁を行っているのは、世界でも富山湾だけ。他にはない独特のとろりとした食感で上品で濃厚な甘みは富山でしか味わえません。”と紹介されている。富山が誇る白えびを堪能してみることにする。

富山産白えびのかき揚げ

自宅に戻りセラーから取り出したのはセイズファームが造るワイン。富山県氷見市の江戸時代から続く魚問屋が母体のワイナリーだ。100%自社原料のみの葡萄で、ワインを生産する。魚問屋にルーツを持つワイナリーが日本海沿いの富山県のブドウを用いて造り上げるワイン、富山産の白えびに合わないはずがない。

セイズファーム ソーヴィニョン・ブラン
Says farm, Sauvignon Blanc, 富山県氷見市, 2019, 13%
グレープフルーツ系のフレッシュな柑橘香をトップに白桃や洋梨が柔らかに、柑橘の果皮のビターな香り、さわやかにハーバルなタッチ、ピュアでクリーン。
みずみずしさ、快活な酸味、ミネラルを思わせるビターなタッチが広がりドライなフィニッシュ、透明感の高さは抜群。

白えびのかき揚げにワインを合わせる。

富山産白えびのかき揚げとセイズファーム ソーヴィニョン・ブラン

白エビの甘味と揚げられて甘味を増したかき揚げの玉ねぎが同調。魚介・肉や野菜から感じるさりげない甘味は、脳内に幸福物質を届けるかのようで、なんとも幸せな気分になる。ワインの透明感の高い果実味が、白エビと野菜の個性を圧することなく、絶妙に寄り添う。
相性: ★★★☆☆

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