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イカの香草焼き 世界のトップ10に入ったNZソーヴィニョン・ブランの泡立ち

先日開栓したニュージーランド産のスパークリングワイン。Invivoはラテン語でin the lifeを意味する。ニュージーランド人2人によって2007年に設立された比較的若いワイナリーだ。にも関わらず2010年には世界のトップ10ソーヴィニョン・ブランに選ばれる快挙を達成(英Decanter World Wine Award)。

ブドウ畑はニュージーランドの南島の北端マールボロ。マールボロの中には更に3つの小地区(サブリージョン)があり(ワイラウヴァレー、サザンヴァレー、アワテレヴァレー)、その中の一番北、ワイラウヴァレーに位置する。ワイラウから三年で世界のトップ10に食い込んだソーヴィニョン・ブランで造られるスパークリングワインが2,000円台半ばで手に入るのは嬉しい(トップ10に入ったのはスパークリングではなくスティルではあるが)。

ワインに合わせたのはオーブントンスターで焼き上げた、イカの香草焼き。ソーヴィニョン・ブランとの繋ぎを意識し、香草をしっかり振る。

イカの香草焼き


まずはワインをひと口。

インヴィーヴォ スパークリング ソーヴィニヨンブラン

インヴィーヴォ スパークリング ソーヴィニヨンブラン, 2,420円
Invivo Wines, Sparkling, Sauvignon Blanc, Marlborough, New Zealand, 13%
ソーヴィニョン・ブランらしいフレッシュな柑橘香とハーバルなタッチがお手本のように香る、グレープフルーツが爽快に香る。
みずみずしくピュアで爽快な果実味、明瞭な酸味、余韻にほのかにビターなタッチ、ソーヴィニョン・ブランの魅力をコンパクトに閉じ込めたワイン。きっとスパークリング向けには樹齢の若いブドウを使用していると思われるが、それも手伝ってフレッシュな柑橘香の魅力が余すことなく伝わってくる。

イカの香草焼きの余韻が口内に残るなか、ワインをさらにひと口。

イカの香草焼きとインヴィーヴォ スパークリング ソーヴィニヨンブラン

焼きが入り旨味が凝縮したイカに、香草、ハーブ塩が絶妙に絡み、旨味がさらに引き立つ。そこにソーヴィニョン・ブラン特有のハーバルなニュアンスが料理に継ぎ目なく繋がり、料理とワインが一体化。これは合うだろうなと思いながら合わせた組み合わせながら、期待を上回る満足の相性だ。
相性: ★★★★☆

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