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ブリのなめろうとじゃこ天 赤ワインが合うんです

五島列島から直送される旬の新鮮魚介がウリの日本橋 うお・希。仕事上がりに友人と訪問。茅場町駅から徒歩で2、3分。お通しのマカロニサラダ、レンコン入りきんぴらごぼうをつまみ、ビールの飲みつつ、メニューを眺める。

お魚は愛媛じゃこ天(700円)、本日の鮮魚のなめろうはブリ(850円)。迷わず注文。

お酢が添えられて

ワインリストを見ると、いくつか日本ワインを置いている。最近、マスカットベーリーA品種のワインをしばらく飲んでいなかったので、岩の原ワイン 善 赤を注文。友人が『え、白ワインじゃないの?』と口にしたが、これがきっとなめろうにも合うのよ!と気のおけない友なので押し通させてもらう。一瞬、苦い顔をしたのは冷えたビールが効いたのかな。今日も会話の半分は自慢話を聞かされるんだからこれぐらいはご愛敬。自己顕示欲を満たしてあげる代わりに、私のMBA欲を満たさせて(注;MBA→マスカット・ベーリー・A)。

さて、魚介に合わせたマスカットベーリーAを振り返ると、カツオの刺身に勝沼醸造のものがあった。このワインはやや繊細、複雑で深みあるタイプ。カツオの刺身に合わせるにはもう少し気軽なタイプのものが合ったかな。

さて、今回注文したワインをひと口。

岩の原ワイン, 善, 赤, 4,158円(レストラン価格)

岩の原葡萄園の創業者である川上善兵衛は年月をかけて試行錯誤を繰り返し「マスカット・ベーリーA」をはじめとする日本固有のワインぶどうを創り出した「日本のワイン葡萄の父」。そのマスカット・ベーリーAを使用したワイン。

香りにはチャーミングさも控えめに持ちつつ、醸造香の奥行きもあり。酸素を適量取り込んだ好気的環境での醸造か、ふわっと優しいドライフルーツなどの枯れたニュアンス、落ち着いた香りもわずかに。
味わいにはチャーミングな果実味に穏やかながら心地よい酸味。ブドウの滋味が心地よく染みゆく。余韻はドライでフードフレンドリー。
じゃこ天に生姜を乗せて、ワインに合わせる。ワインの醸造香がまるで醤油のように働きじゃこ天、生姜を結合させる。さすが、日本のマスカット・ベーリーA。じゃこ天にも相性良し。相性: ★★★☆☆

ブリのなめろうに。横に添えられたお酢をひと垂らし。ゴマの香ばしいアクセントの効いたブリのなめろうに、ワインの朗らかで滋味豊かな果実味がまるで醤油のように入り込み極上の相性。脂ののったブリ、香ばしいゴマ、滋味深いブドウのシンフォニー!ブリのなめろうには赤ワインもいけます。相性: ★★★★☆

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