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優しい火入れのホタテ シャブリの一級畑

先日のカタール航空機内での夜食の続き。
香草ほんのり肉厚サーモンに続いて、ホタテに箸を進める。

網状の焼き目が付いているが、火入れは優しめで、柔らかい食感がしっかりと残っていて歯ざわりも楽しい。

サーモンにチリのリッチな風味のソーヴィニョン・ブランを合わせた後、軽めのワインに移るのは邪道かもしれないが構わない、飲みたいワインを。2杯目にフランス シャブリの一級畑もの。

造り手のジャン・マルク・ブロカールは1973年創業、200ヘクタールの畑は契約栽培ではなく全て自社畑。

ワインには酸味の強い柑橘の香り、そして風味にも明瞭な酸味が余韻にまでしっかりと続く。一方で滋味、やや厚みのある果実味も感じられる。甲高い酸の音調一辺倒ではなく、重低音も混じり、飲みごたえ豊か。

優しい火入れのホタテに合わせると、ワインの酸味がレモンを絞ったように働き素晴らしい相性。酸味に反応するようにホタテの旨味が立ち上がった。
相性: ★★★★☆

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