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炙り中トロにリッチな口当たりのシャンパンを

先日、誕生日祝いの夕食に、好物の寿司をテイクアウト。
誕生日くらいは派手にシャンパンを開けてもバチはあたらないだろう。時節柄、自宅晩酌ではあるが。
セラーから王道のボランジェを。

Bollinger, Special Cuvée, Champagne, France, 12%
焼きリンゴの厚みのある果実香にグレープフルーツも、シナモン系のスパイス香もはっきりと、ほのかにヘーゼルナッツ。
厚みのあるリッチな果実味のアタック、明瞭な酸味は余韻まで持続し豊かな果実味が広がりながら一貫してドライ、余韻まで果実味はボリューム感豊か。

ホタテをつまみ、シャンパン一口、サーモンをつまみ、シャンパン一口、イクラをつまみ、シャンパンを一口。

上質なネタに追いシャンパン、無心に繰り返していくうちに口内の口福バロメーターが振り切れてしまった。
誕生日くらいは思いっきり楽しみたい。
今回は寿司の中でも大好きなマグロがたくさん入ったセットを注文した。
中トロ、漬けマグロ、ネギトロと、これでもかとマグロをほおばり、1年に1度の祭日を自ら祝う。
特に素晴らしかったのが、炙り中トロとボランジェの相性。
軽く炙られてほんのり香ばしさを伴い、旨味が増した炙り中トロに、ボランジェのリッチな果実味が溶け込み、素晴らしいハーモニーを奏でてくれた。

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