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甘辛ソースたっぷりたこ焼き 信州産コンコード

週末の夕食、たこ焼きパーティーを開催。パーティーといっても家族4人でホットプレートのプレートをたこ焼き用にチェンジして、100個ほどをせっせと焼いたということだ。ここは父親の仕事といわんばかりに、粉を混ぜ、100個を焼いたことが、自分の中でパーティー後の余韻と充実感を残したので、パーティーとして記憶される。

タコのほかに、魚肉ソーセージ、ベビーホタテを用意した。

食材を買いに行ったスーパーで、あまり買う気はなかったがワインコーナーをうろうろしてみると面白いワインがいくつかある。信州のコンコードが目に入り、たこ焼きの甘辛ソースにチャーミングな果実味がはまるのが脳にクリアにイメージされる。信州産ブドウ100%で造られたワイン、約1,000円だ。スパークリング・ワインと最後まで迷ったが、ソースとの相性を考えると絶対にコンコードだ。
コンコードはプロの方は敬遠する人もいらっしゃる狐臭い、フォクシー・フレーバーとも表現される芳香を持つとされる、ヴィティス・ラブルスカというブドウのグループだ。カベルネ、シャルドネといったヴィティス・ヴィニフェラ グループとは異なる。
食事との調和を考えるときに、これを理由に自分の中のワインリストからコンコードを外すと、バリエーションが狭まってしまうので、私は気にしない。

アルプス, 信州コンコード, 長野県塩尻市塩尻町, 12%, 1,040円
チャーミングで甘やかな巨峰、イチゴ、フランボワーズ、特有のキャンディ香も好意的に含む。
ジューシーでチャーミングな果実味が溢れる、酸味、タンニン共に穏やか、冷やして飲むと余韻もすっきりと抜けていき甘辛ソースや醤油を使った和食ともよく合いそう。

熱々のたこ焼きにソースをたっぷりとかけ、マヨネーズ、青のりを振ってほおばる。期待通り、ソースの甘辛風味に、ワインのチャーミングな果実味が吸着、これぞたこ焼きのためのワインと思わせるような絶妙な調和を魅せる。ソースとワインの調和の後に、ネタのタコ、ホタテの魚介のアクセントがふわりと立ち上がる。このワインがもつ、ブドウの粒を頬張ったときのようなジューシーな果実味に魚介の風味も違和感なく調和する。
相性: ★★★★☆

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