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ニンニクマシマシのカツオのたたき ギリシャのロゼ・スパークリングワイン

スーパーで鮮魚コーナーを歩いていると、カツオのたたきが目に入った。
4年ほど前に高知で食べた藁焼き直後のカツオに、ニンニクをたっぷり乗せてほおばった時の幸せが甦る。
家に帰って、ニンニクと玉ねぎをスライスする。玉ねぎは水にさらしたがなかなか辛味が強く、しっかりと前もって準備したい。

最近ワインのセレクションが春めいている気がするが、本日もその傾向にもれずロゼスパークリングワイン。
ギリシャの固有品種クシノマヴロというブドウを使用している。クシノマヴロは酸のある黒、という意味らしい。パワフルな味わいが特徴で、肉料理に合わせやすい品種だ。
ロゼということで、そんな品種も軽快に楽しめるだろう、海に囲まれたギリシャだから魚にも合わせやすいだろう、料理とワインの色が同系色 (これが大原則で大きな間違いを無くせる) 、というシンプルな発想でセラーからワインを取り出した。

キリ ヤーニ アカキーズ スパークリング ロゼ 2020 750ml スパークリングワイン クシノマヴロ ギリシャ, 2,021円
Kir Yianni, Akakies, Greece, 2020, 12%
レッドの鮮やかなチェリーレッド、開栓2日目は泡立ちはかなり穏やかに。
快活なチェリー、ほのかにワラやヴェジェタルなニュアンス、
残糖ほのかに感じる柔らかい果実の甘みがワインをチャーミングな印象に、酸味は中庸、柔らかいタンニン、余韻にほろ苦さを残す。やや垢抜けない果実味ではあるがシンプルでチャーミング、カジュアルなシーンに使いやすいワイン。

カツオのたたきにニンニクスライスとオニオンスライスをたっぷりと乗せて口に運ぶと、ワインに合わさりカツオの風味が増幅して同調、魚の臭みを立たせるようなこともなくワインの果実味もしっかりと口に留まりワインとカツオが陽気に共鳴した。
料理とワインの相性★★★★☆

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