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HSPって、もしかして運のいい人だったりするのかも

HSPという概念が世に広まって数年。HSPに関する書籍も増え、SNSでも頻繁に目にするようになった。

それもそのはず、5人に1人はこの「繊細な人たち」に分類されるらしい。

「5人に1人って、けっこう多い!いっぱいいるじゃん!」と私は思ったのだけど、あなたはどう思った?

だって、日本赤十字社によれば日本人の血液型でAB型の割合は10%なんだって。10人に1人。
AB型の人って少ないけど、ふつうに身の回りにいるよね?その2倍いるって考えたら、思ったよりも多いってやっぱり思うな。

かくいう私は、HSP寄りの気質を持っている。
「寄り」というなんともあいまいな言い方なのは、さまざまなテストで自己採点するとだいたい70~80%くらいの数値だから。

MAX繊細な人ではないけれど、該当するかしないかの2択だったら該当するって感じ。
ひとりの時間が絶対に必要だとか、真っ暗じゃないと寝られないとか、大きな声におびえすぎるとか、音があると集中できないとか、まぁ当てはまる特徴も多々あるよね。

でね、HSPに関する書籍を眺めていて思ったことがあるんだ。HSPって「生きづらい」ってめちゃめちゃ言われてるじゃんって。

『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』
『敏感すぎて生きづらい人のこころがラクになる方法』
『「敏感すぎて苦しい」がたちまち解決する本』

……。

いやさー、「大丈夫、繊細さんでもラクにハッピーに生きられるんだよ!」って言われれば言われるほど、なんだかネガティブな感じがしちゃって。
だって、何も知らずに生きていたら生きづらいままなんでしょ、ってなりません?

そういう書き方をした方が手に取ってもらいやすいからだっていうのもわかってる。それでもそんな気持ちになっちゃう。

そんなことを考えていたとき、ある書籍を読んで「あれ、繊細な人って運のいい人の要素持ってるじゃん!」って気づいたの。

運のいい人の4つの法則

はい、その書籍とは『運のいい人、悪い人』。

今回のしおりは、娘と一緒につくったお手製のやつ~

「運のいい人」を科学的に研究したリチャード・ワイズマン博士によると、運のいい人には、4つの法則がある。

1.チャンスを最大限に広げる
2. 虫の知らせを聞き逃さない
3. 将来に対する期待が夢や目標の実現を促す
4. 不運を幸運に変える

この中の「2. 虫の知らせを聞き逃さない」の法則が、HSPの人たちは大得意じゃんって内容で。

虫のしらせっていうのが「直感」のことなのね。
運のいい人は、直感と本能に耳を傾けて、それに従って行動する。そして、直感を高めるようなことをふだんから行っているんだって。

直感!
それ、繊細さんが得意なやつ!

直感ってさ、経験に基づく過去の膨大なデータから脳が瞬時に導き出した答えって言われていて。
細かい情報をたくさん拾える繊細な人たちは、そのデータが豊富だから直感に優れているんじゃないかなって思っています。

その直観が、まさか運のよさに関わってくるとは!

生きづらさをがんばって克服するよりも、得意な直感を使ったら運のいい人になれるよ!って言われたほうがポジティブな気持ちになれるなって思ったのでした。

運のいい人、残り3つの法則も「なるほどね」って思えるし、いくつもの実験を行って運のいい人を解明していく過程が面白かった。

私は図書館で借りてきて読んだのだけど、タイトルがちょっと変更された文庫本もあるみたい。

自分の運は自分の行動で開いていける!と前向きになれた本でした。


しおりの全体像。かわいいでしょ。


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