仕事を辞めて帯同したから見えた世界
転妻歴9年半、前職を辞めてから7年になる。
転勤族にならずに仕事をそのまま続けていたら、こうやってネットで何かを発信しているわたしにはなっていなかったなぁ、とよく思います。
会社という組織でのキャリアは失ったけれど、見える世界はかなり広がったなって。
社会と切り離されたからこそのネットとの出会い
小さな子どもを抱えて、誰一人知り合いのいない土地で暮らすようになったあのころ。
毎日のように公園に娘を連れだして、そこで話のできるママたちに出会えたけれど、それでも社会から切り離された感じはだいぶ感じていました。
これから先、子どもを育てながら転々と住む場所を変える生活の中で、新しく職場を見つけて働くというイメージも全然持てなかった。
そこで出会ったのがブログです。
どうやらブログで収入を得るという方法があるらしいぞ、と。
そこからネットの世界に入っていき、Twitter、インスタグラム、noteと活動の場が広がっていったの。
情報発信をしたり、同じような環境の人と交流したり、リアルの世界では全く接点がないような人とも交流したり...とぐんぐん世界が広がっていった。
情報源も変わっていって、昔からあんまりテレビは見なかったけれど、今は本当にほぼ見ない。
情報収集はネットと本、それからVoicyやPotcastなどの音声メディアになった。
オンラインスクールも経験した。
時代が移り変わったから...というのもあると思う。
それでもあのころのように会社と家を往復する毎日で、コミュニケーションをとる相手といえば家族の他には昔からの友達や会社の同僚くらい、という生活を続けていたら、そんなにネットの世界を必要としなかったと思うのね。
そうだなぁ、インスタくらいはやっていたかもしれないな。
自力で行動できる範囲も広がった
ブログを始めたおかげで写真にも興味を持ち始めて、ミラーレス一眼を買って、写真を撮るために自分で運転して遠出したりするようにもなった。
それまでほぼペーパードライバーだったのに。
転勤で車社会の地域に来て、必要にせまられて運転するようになったからね。
昔のわたしじゃ考えられないけど、今じゃ高速使って片道4時間の実家にも自力で帰れるようになった。
何かを手放した後の余白に入ってくるもの
ネットサーフィンくらいしかできなかったわたしが、こうやってネットで文章書いたり、収入を得たりしている。
誰かに連れていってもらわないと行けなかった場所に、自由に行くことができる。
正社員という立場と毎月のお給料は失ったけれど、それと引き換えに視野が広がってできることが増えた。
細かいことを上げ出したらきりがないくらい、本当にできることが増えたと思う。
「余白がないと新しいことは入ってこない」というけれどまさにその通りで、転妻になって仕事を辞めて帯同したからこそ大きな大きな余白ができたんだなぁ。
新しい土地に行くたびに、日常の人間関係がリセットされたり、荷物を減らしたり、生活習慣が変わったりとまた余白ができる。
「余白の多い暮らしは、たくさんの新しいものを取り入れられる暮らし」と思うと、転勤生活、かなり前向きにとらえられると思います。
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