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転勤を楽しめるようになったのはいつからだろう

今でこそ「転勤を楽しむ」なんて言っているけど、わたしだって最初からそうだったわけじゃない。

転勤に向き合わずにごまかしていた時期もあったし、必死すぎてまるで余裕のなかった時もある。
なんでこんなこと繰り返してるんだろう、って虚しくなってた時期もある。

じゃあいつから...?と記憶をたどると、あることを始めたころから「楽しもう」っていう気持ちが出てきたんじゃないかと思い当たりました。

転勤を楽しもうと思えたきっかけ

そのあることとは、ブログ。

そう。
ブログで発信をし始めたころから、だんだん「転勤を楽しもう」と思えるようになっていったの。

2回目の転勤が落ち着いたころで、子どもが1歳半くらいの時かな。

まだ子どもがいなくて夫婦ふたりだったころは、住む場所が変わっても平日は仕事、休日は夫と遊びに出かけるという毎日。
転勤と向き合わなくても暮らしていけた。

子どもができてからは、日々の生活を維持するのに精いっぱいでまるで余裕がなかった。
転勤についてどうのこうのいう前に、赤ちゃんを育てるのにただただ必死だった。

子どもが1歳半のころ、授乳が終わって少しまとまった睡眠がとれるようになり、ようやく自分のことを考える余裕が出てきたのね。
2回目の転勤での引っ越しが落ち着いてきたころでもあったので、何かはじめようと思ってブログを始めました。

「ネタになる精神」は強い

ブログを始めたことと転勤を楽しむことってどう結びつくの??って思いますよね。

あのね、ブログを書きはじめると、何か書くことはないかって日々の生活のなかからネタになることを探し始めるようになるんです。

そうすると、失敗談とかしんどいことほど「おいしいネタ」になってくるんですよ!

「やっちまった!」って思うことほど、みんなの関心があったり、解決法を探している人がいるものなんです。

たとえば、子育てしてたら誰もが一度はやるであろう「紙オムツを洗濯しちゃった事件」。(え、やんない??)
あれ、中の給水ポリマーが洗濯槽に飛び散ってかなり悲惨なことになります。
ひぇぇぇぇやっちまった...って思ったあとに、みんな絶対検索するでしょ、「オムツ 洗濯 対処法」って。

この「オムツ 洗濯 対処法」で検索した時にあがってくるブログ記事に、朝から晩まで毎日どこかのオムツを洗濯しちゃった誰かが見にやってくる。

ブログを書いている側からしたら、めちゃくちゃおいしいネタになるんです。
人が見にきてくれるし、自分の体験談が誰かの役に立てる。

そう思えるようになってくると、「やっちまった」の瞬間に写真を撮りだすようになります(笑)。
給水ポリマーが飛び散った洗濯槽の写真を使って記事を書くんだ!ってね。

この「ネタになる精神」が持てるようになるとモノの見方が変わる。

それこそ、孤独、辛い、引越しばっかりで虚しい転勤生活がネタの宝庫に見えてくるんですよ。

引っ越しするなら荷造りのコツとか引越し業者の経験談とか書いてやろうって気持ちになるし、孤独で友達を探してさまよっていた時に編み出した必殺声かけ技(そんなのあったら教えてほしい)をブログで伝えようって思えたりする。

せっかく住んだことのない土地にいるんだから、ここから行ける観光地に行ってお出かけ記事を書きたいなって思ったりね。

わたしの場合は、ブログのおかげで「ネタになる精神」を持つことができたわけなんです。
それが目的だったわけじゃないんだけれど、結果的にすごく救われた。

だからって、みんなブログ書こうっていうわけじゃなくって(いや、ブログ書く人が増えたら楽しいから嬉しいけど)。

大事なのは、「アウトプットする場を持つ」ってこと。
これについては、明日、深く掘り下げていきますね。

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