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孤独の正体
転勤族の妻になってみてはじめてわかったことは「とつぜん社会に居場所がなくなる」ことの辛さ。
昨日のnoteで、「健康」の定義のひとつに「社会的に満たされる」ってことがあって、引越しはそれを満たせない状態になるんだよって話をしたんだけど。
社会とのつながりが強制リセットになるんだよね、転勤での引越しって。
ほんっとにとつぜんゼロになるの。
そしてそれを夫とも分かり合えないことが、また孤独を感じさせるのね。
居場所がないのは自分だけ
転勤して引っ越して、誰も知り合いのいない街で、家から一歩出るとどこにも自分の居場所はない。
でも居場所がないのは自分だけなの。(未就園児が家族にいれば、その子も一緒だけれど...)
新天地といえども夫は「会社」という行く場所がある。
属している組織があって、そこでやることが用意されている。しかも、それまでの評価は継続してあるものだし、社内での人間関係も断たれたわけじゃない。
転勤についていく妻(夫の場合もあるよね)は、社会とつながる場所、居場所を見つけるところからのスタートなんだ。
ほんとにほんとのゼロからのスタート。
これが本当に孤独を感じるし、自分の存在って何?みたいな気持ちがわいてくる。
私も仕事で転勤したことあるから、新しい人間関係の中で仕事をする大変さは知ってる。
— れみふく@転勤族を楽しむマン (@remifuku_) August 23, 2018
だけど、転勤についていく方は、なんの実績も積み重ならないし、居場所すら探さないとないので、ほんとのほんとに0からのスタートなんだよなぁ。#転勤族 #転ママ東日本 #転ママ西日本 pic.twitter.com/q97ueF9kK1
子どももゼロからのスタートに近いけど、幼稚園や学校という、社会とつながる場所が用意されている。
慣れる慣れないは別にして、「行く場所」がある。
大変さ比べではなんの解決にもならない
この思い、経験したことがないとなかなか分かち合えない種類のものだと感じていて。
一番近い家族である夫に話をしてみても、あんまり共感を得られなかったりする。
それどころか、夫は夫で「新しい人間関係の中で仕事をする」という大変さの中にいるので、大変さ比べのようになってしまうこともある。
そうすると唯一の居場所である家庭でさえ居心地の悪いものになってしまって余計に辛い。
解決法はというと、自分で行動を起こすことと時間かな(月並みな答えだけれど。)
ちょっとずつ新しい土地で行動範囲を広げていったり、時間が経つことでなんとなく知り合いの人ができてきたりして、だんだん少しずつ社会に居場所ができてくる。
だからいつかは解決する問題だってわかってはいるんだけど、転勤の度にこの問題に立ち向かわなくちゃいけないのがなかなかの負担なんだよね。
引っ越しって作業自体はコツをつかんでくるものなんだけど、何回やっても消耗するのはこういう精神的な負担があるのが原因かなとも思っています。
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