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アーキテクチャーフォト後藤の思考推敲

アーキテクチャーフォト編集長が、単著『建築家のためのウェブ発信講義( http://amzn.to/2ESVm0N )』執筆以降に考えたことを綴っていきます。 日々の雑感や、建築…
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2018年12月の記事一覧

街で偶然出会う、誰かに丁寧に設計された建物をどのように評価すべきか。

街で偶然出会う、誰かに丁寧に設計された建物をどのように評価すべきか。

今日もモヤモヤと考えていて、答えの出ていない思索をここに書き綴ってみます。

ぼくは、街で偶然出会った、それほど建築的な新規性はないかもしれないけれど丁寧に設計された建物が大好きです。そういう建物は見えない光を放っているような気がしていて、街並みの中でもすぐに気が付きます。

そういう建物に出会うと設計者のことを想像します。
例えば集合住宅だと、組織設計の中に属していて社会から求められる経済性や商

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行為のハードルを下げるデザイン。

行為のハードルを下げるデザイン。

今日も有料版のノートを更新してみたいと思います。

ざっくばらんに書いていきますが、もし参考になるところがあれば嬉しいです。

UI(ユーザーインターフェース)とかUX(ユーザーエクスペリエンス)という言葉が一般的になったように、様々な場面でそこに関わる人の経験をデザインする事が一般的になってきているように思います。

そして、ぼくも身の回りの様々なものが、実によくデザインされていて、それらが経済

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グレーゾーンを攻めるという戦略・戦術

グレーゾーンを攻めるという戦略・戦術

今日も、有料ノートですので、ざっくばらんに書いてみたいと思います。

まず、最初に言っておくと、ぼくはこの「グレーゾーンを攻めるという戦略・戦術」に否定的です。法令を遵守したうえでその規制を逆手に取ったり、ハックしたりしてイノベーションを起こしていくことが素晴らしいと思っています。

しかし、世の中の感覚と、自分の感覚は常に一致するとは限りません。
世の中を見渡すと、果敢にグレーゾーンを攻めていっ

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